見出し画像

テレビが視聴率との向き合い方を変えた。

TVを見てる人は、高齢者。ネットを見てる人は若人。
ここ数年以内に、明確に分かれます。

・ネット番組の方が面白いから?
・TVが古いから?
・高齢者がTVしか知らないから?
・若い子はyoutubeが好きだから?
・リアルタイムよりアーカイブ文化だから?

全部です。

僕自身、ここ10年、家にテレビを置いた事がないです。
それでも世の中の情報はキャッチできているし、バラエティ番組も楽しめています。

主観に基づく予想とかでなく、事実、そうなってきているという話をしています。
今日は、広告の内容が変わってくるという話をしたいと思います。
既にそうなってきてるとは思いますが、これからもっと顕著になります。


世帯視聴率から個人視聴率へ

いわゆるテレビ視聴率ってやつですが、その調査方法が一気に変わりました。より正確に誰が何を見てるか、分かるようになってきたんです。
これにより、広告主や広告の内容が変わるきっかけとなりました。

世帯視聴率

文字通り、1世帯あたりから算出するテレビ視聴率です。
昔は、一家にテレビが何台あろうが、その世帯が独身であろうが家族であろうが、とにかく、1世帯ずつどんなTV番組が見られているか?
という事だけが分かれば良い時代でした。
この頃の広告は、企業の認知度UPを含んだ広告が多かったです。

一つの商品を細かくPRしたい場合は、視聴率から判断でなく、番組の質から判断する方法でした。
例:子供番組のCMはおもちゃ / 平日のお昼は主婦向け etc

個人視聴率

2020年から導入された新たな指標です。
これも文字通り、個人の視聴率を図るというものです。

調査方法は何パターンかあるらしく、
・ピープルメーター
家庭のリモコンのクリック数から読み取る手動型。
一家に複数台設置可能。各TVの稼働時間なども計測できる。

→1人ずつの部屋なら分かるが、リビングで見てる時などどう判断してるの?

・オンラインメーター
通信機器を介して、オンライン上で計測する方法。

→信憑性が一番高い気がする。これから主軸になる?

・日記式
おうちアンケート型。
5分単位で、テレビをつけていた時間などを記入できるシートがあり、それを各家庭に記入してもらい回収する。

→そもそもヒューマンエラーだらけでは?後、そもそも任意では絶対書かない。報酬がもらえるとしても、絶対適当に埋めるよね?


以上の理由から、改めて若者のTV離れが明確に数値化されます。
TV局も民間企業なので、広告主への情報開示や、説得力を持った資料を作るには、番組構成も振り切って高齢者向けにするしかなくなってきます。
今、ゴールデンタイムの番組が、ほぼファミリー向けになってきていますが、僕はバラエティが好きなのでバラエティ番組にも頑張って欲しいとは願っています。
が、家にテレビもないので、願うしかできません(笑)
セグメント・マス化が進めば、ネット番組はもっと若者向けになるかもしれませんね。

という背景から、2018年以降、年間テレビ広告費がインターネット広告費より予算が低いという結末を迎えています。
皆さんの中でも、youtube広告が前より自分に刺さる内容になった気がしませんか?
僕はプログラミング・ビジネス広告・肥満・頭髪予防などアラフォー向けっぽいのばかり出てきます。

最後に

今はNetflixとか、音声SNSとか、オンラインサロンとか限定されたメディアやコミュニティ流行の兆しがあります。
が、言ってもそれは最新の物が得意だったり、好きだったりする人たちの世界。普通に暮らしてる人は、まだまだTVかYoutubeです。

ここから数年はTV / インターネットメディアの商戦が熾烈になってくると思います。競うのは良い事なので、面白いバラエティがもっと増えればいいなぁ。






この記事が参加している募集

最近の学び

宜しければサポート頂けると幸いです。書き続ける活力になります。リクエストにも応えたいので、こういう記事が読みたいなどあれば、ご意見是非お願します。