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【短編小説】晴れ予報の雨

外を見ると、空は灰色に包まれている

おや
天気予報では、今週いっぱいは晴れとのことだったが

時計を見ると17:25
この時期の日の入りには少し早い
本格的に降りそうだ

読んでいた本に栞を挟み、少し悩みながらも鞄に入れる
風呂場に行き、中をのぞく
浴槽から流れ落ち続ける水を確認し、蛇口を閉める

冷蔵庫を開け、中を物色する
何もないな
しかたなく普段飲まない「ほろ酔い」を開けその場で二口飲む
そういえば、集中していて昼から水分をとっていなかった
「ほろ酔い」を飲み干し、元の場所に戻る

再び外を見る
割れた窓ガラスから雨が吹き込むのが確認できた

さてこれからどうするか

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