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2020年 国連設立75周年 (1945年設立)その2

前回”その1”を書きましたが、今回は”その2”を書いていこうと思います。前回も触れましたが、トランプ大統領は今回の演説で、かなりセンセーショナルな内容を発信していました。

メディアでよく取り上げられた事としては、やはり”中国ウィルス”という内容ですね(COVID-19とは言わず、”中国ウィルス”と明言し、中国に対する非難を明確にするものでした)。

そして、COVID-19について中国に国際的に責任を取ってもらうと、はっきりと述べていました(国際社会への法的義務を明言していました)。どんな形で中国に責任を取ってもらうのか、分かりませんが、トランプ大統領としては何かしらの形、やり方をこれから模索するのかもしれませんね。

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そして、トランプはCOVID-19について中国を批判してますが、それと同時にWHOに対しても大きな不満、非難をしています。そしてWHOにも責任を取ってもらうと明言しています。

マスコミでは、ほとんどがこの中国ウィルスについての内容ばかり報道していて、共すると、このことしか演説していなかったように思いますが、実際は、中国ウィルスに触れた事はごくわずかでした(全演説は7分ほどあります)。

トランプは中国に対して、ウィルスの問題だけではく以下の事についても指摘し、問題視しています。

・ プラスチックゴミの海への廃棄
・ 他国へ領海侵犯し、魚を乱獲
・ 炭素排出量 米国の2倍
・ サンゴ礁を破壊

ここで炭素排出量についてアメリカが何を言っているんだ!?というご指摘があるかもしれません。そうです、アメリカもパリ協定を脱退し、二酸化炭素排出に関する協定を抜けた国の一つです。しかしアメリカはパリ協定を抜けたにも関わらず、炭素排出量を先進国の中で一番減らした国でもあるのです(これびっくり?!)

トランプはパリ協定を抜けた理由に、内容が不平等で、アメリカファーストになっていないという事ですね(もちろん中国も入ってないし、アメリカとしてもビジネスを成長させるために入るべきでないと判断したのでしょう)。

私もパリ協定に日本は入る必要がないと思っています。そもそも日本が出している二酸化炭素は他の国々に比べると小さいですし、日本はこれから経済を立て直す必要がある中で、パリ協定の規制で固められた形ではなく、日本のマーケットにあった形で進めるべきだと思います。

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そして更にトランプは中国への非難だけではなく、ここが私は重要だと感じたのですが、国連に対する指摘が本当に的を得ている思いました。まさに、トランプが言っているのは”国連はもっと有能な組織になれる”と明言したのでした。トランプが指摘したポイントを下記上げますね。

・ 強制労働
・ 薬物
・ 人身売買
・ 宗教弾圧
・ 民族浄化
などなど

もちろん今でも国連は上記のような課題に取り組んで、長い間がんばってきているのは事実です。しかし、その成果が目に見えていないというのも、また事実なんです。。。そして、トランプはそれを指摘しています。

更にトランプは今回中東和平にとても尽力しました。中東和平の実現に関して、詳しくは日本のマスコミでは報道されていませんでしたが、今回これを成し遂げたトランプは、ある意味国連がやるべき仕事をやってしまったのかもしれません。

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これが正に、トランプが国連に指摘したいポイントなのかもしれません。政治は結果が全てです。その結果を出すために首脳は汗を流し、考え、アクションを起こす。しかしそれを束ねている国連は一体何をしているのだ!?という意識があるのかもしれないですね。

国連に対して日本も貢献していますが、日本としては国益になる活動にもっと結びつけ、自立した国家を実現すべく、意識を変革し、国連をより良いものに変えるために、国連を改革する意識を持つべきかと思います。

そして一番大事なことは、日本の国益になるかどうか(ジャパンファースト)を判断軸においておきたいと思います。


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