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「AI×リフォーム×MBA」COVID19

先程、緊急事態宣言が発令されました。全人類が未体験ゾーンに突入した今、私達が出来ることは行政の対応に是非を問うている場合ではなく、終息に向けとにかくウイルスに「感染しない」「周りに感染させない」ことに専念し行動すべきでしょう。ICT技術の活用を前提に、経営資源であるヒト同士の知見を共有し新たな仕組みや取組みを創出する時なんだと感じています。私達は過去遭遇した多くの困難から、イノベーションは有事の際に起こると身をもって経験している筈です。

COVID19で大きく世界は変わりつつあります。

After COVID19で私達の事業はどのような変貌を遂げるのでしょうか。

私が従事するリフォーム業界(建設業)の影響をBefore-During- Afterの視点で考えてみました。

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●プラス面
休日出勤や時間外労働が常態化されていましたが(Bef)
土曜日休工となることで(Dur)
平日の業務が効率良くなされ生産性は向上し賃金水準が改善されること
で建設従業者の生活水準が高くなっていく可能性がある(Aft)
 
古い慣習や文化を重んじアナログ志向で他産業との連携を拒んでいまし
たが(Bef)
出口の見えない未体験ゾーンに突入したことで(Dur)
焦燥感に駆られ新たな取組みや仕組み、技術を導入していく可能性が
ある(Aft)

手作業での業務が多い為、職人の技量によって品質にバラつきが生じて
しまいますが(Bef)
現場組立て→工場組立て、PC化、プレハブ化が進むことで(Dur)
品質の均一化や工事工期短縮が可能となる(Aft)


●マイナス面
分業と協業によって成り立っている業界の為、其々の企業は多能工を目指すことより一定で特定された技術を究めているが(Bef)
テクノロジーにより省人省力化が浸透していけば(Dur)
失業、廃業に陥る企業が増加する可能性がある(Aft)

消費者は騒音、振動、臭気等の工事ストレスを感じながらも理解を示しているが(Bef)
テレワークに切り替えることで日中在宅する人が増え、クレームや問い合わせが殺到することで(Dur)
受注者(工事会社)が防止対策を強いられ原価を圧迫する可能性がある(Aft)

今後、企業は技術ロボットやドローン、ICT遠隔操作により不要な外出や不要な接触を避け省力化を図るような打ち手を積極的に導入していくべきなのではないでしょうか。しかし一方で建設従業者はアナロガーが多くデジタリアンとの情報の非対称性が生じると思われますので、まずはMOT(Management of Technology)への理解とデジタルへの違和感を払拭することが優先なのかもしれません。

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