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詩人むねさんの世界

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私の詩達。どうぞご覧あれ。
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#鉄本宗史

《詩》飄逸な小説

《詩》飄逸な小説

草の枕はかゆい
自然に自然と交り合う。
ナチュラルに、スムーズに。
草の枕は知らない。ハッタリくらわす。
漱石も良い気は興さぬか。
恐れ多い試作詩である。
軽快な調子は毛頭ない。雑。
雑な詩歌。

《詩》性の色情

《詩》性の色情

いやらしく

破廉恥気味に

性的なノイローゼ

割れるがココナツ

性の病が常夏で

《詩》祇園と楚々

《詩》祇園と楚々

竜王橋にゲリラ楽団
橋梁下のちんどん
野良猫に恵む女
あなたは美しい

《詩》役目を終えた箱

《詩》役目を終えた箱

カイマミル
窓からタ暮れ
嫌な心地良さに
脳裡を無理強い
掃除機は引力
雑にされた空箱と私

《詩》19860606

《詩》19860606

よござんすか、よござんすね?

犬ヶ岳に犬は無く

涼しくて寂しくて涼しい

感淚

高低差タージマハル

ピョンチは首都

TV画面に湖畔といぐあな

故郷を遁走とんずら

音のない音

病的察知予知夢と予兆

バグったバクテリア

毬藻でお手玉

落としたならば、地獄行き

《詩》岩の威圧感

《詩》岩の威圧感

心臓高鳴り
畏怖の念にて
浅い呼吸
大地に苛まれる
か弱い人間と岩
波長が合わずして
無理強い岩に抱かれ
蝉は今、怒ったように泣き
轟く怒声は力に溢れて

《詩》相思相愛

《詩》相思相愛

ある神社
とある公園
執筆無我夢中
我、夢の中
非現実にて

アリに好かれて

現実にて
蟻は足腕這い回る
ここは駄目だよ
払いのけ、また払いのけ
この世と夢裡を行き来

ありのおやくめですか?

現実にて
両思いで梅雨
小虫と相合傘

《詩》芥川賞は芥川本人が決めろ

《詩》芥川賞は芥川本人が決めろ

ふと思った
唯、或時、或場所で
如何なものか罪と罰
或バンドのLOGOが
脳を舞うwing A ───
或二階の部屋の地下室にて
ギターリフと芥川 開かずの書 悪の華
錆びた寂しいレエル、爆竹で山火事
羅生門に住む鋏の男
鋏はやはり錆びていた
フランス革命は嫉妬
鉄板が非常に熱くなっております
焼きすぎた鉄板は死ぬほど熱かった
此処にデジタル悪魔は眼前に
見たくないのに
いや、見たかったから
ウ 

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《詩》旺盛に生きる

《詩》旺盛に生きる

ためしにね
活動的にね
好きな事だけね
ためしてみてね
飽きたらまたその時ね
生きようか 旺盛にね ためしにね