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詩人むねさんの世界

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私の詩達。どうぞご覧あれ。
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2024年6月の記事一覧

《詩》飛ぶ魚 最終章

《詩》飛ぶ魚 最終章

森羅万象
生きている
生命の息吹いぶく
山国川に有る
大和の風情
川が生きてる
飛び魚の類かな
とびはねまわる
突飛な突拍子
颯はみだれとび
待ち望む欲望
人生とはトブもの
私はおもふ
みな生きている

追記

釣り人には気をつけてね

《詩》続・飛ぶ魚

《詩》続・飛ぶ魚

とぶさかなは
土竜叩き的惑わし
視捕えられぬ。出来ず。
反射するマジックアワー
画を壊す魚は偉大な芸術家

《詩》すべり台

《詩》すべり台

見上げた風景は
黒光りした屋根瓦
屋根を滑るように
滑走路は屋根瓦
すべりおちるが私
所謂、勇敢的に

読者よ!

滑り落ちる勇気はあるか?

《詩》バカヤロウ

《詩》バカヤロウ

討伐には行くな
行きたい奴に任せる

行きたい者
止める事なかれ

私は悠々自適的日々
もう差別は辞めろ

他人の心配
するだけ無駄

あなたは
大きなお世話
されたいか?

《詩》捨てられ櫛

《詩》捨てられ櫛

道に
ひっそりかん
使い捨てられ
肯綮にあたる姿、様
他人事ではない、気がした
私に似る櫛は、閑としてた
白い簪と白薔薇と携帯櫛
脆く儚く美しく

《詩》静かなラウンジ

《詩》静かなラウンジ

ここはむかし
にぎやかではなやかで
活気にみなぎり笑顔があったかな
今は喫煙所となり私は独り煙草ふかす
上等な額入りの風景画は時代を越える
なんだろうか真新しい喫煙所が違和感とても
会員制ホテルの静かなラウンジ
SMOKING AREA と禁煙ステッカー
そんな風情を堪能しました

《詩》たった一粒の雨に似た水滴

《詩》たった一粒の雨に似た水滴

時代おくれの偽善者

いくじなしの野心家

詭弁であるとしても

読まねば、書かねば、生きらねば。

急所を突く

間髪入れずに速やかに

朧でこっけいな絵

にわとりを鳴かせてみようか

真夜中に

《詩》詩的眺め

《詩》詩的眺め

この景色は
多分にして
ありがちな
木々と民家に
レトロクラシック
遠い景色を眺めて