0057:セーブポイントの先で
セーブポイントの衝撃
スーパーファミコンで、ファイナルファンタジーIVが発売されたときのこと。
ファイナルファンタジーは、地上ならどこでも、それまでのゲームをセーブできる、という画期的な保存方法だったのですが(それまでは、ドラクエ方式で、王様の前か宿屋でしかセーブできなかった)、一度ダンジョンに入ってしまえば、セーブができなくなってたんです。
だから、ファイナルファンタジーIII(ファミコン)のときは、最後のダンジョンの攻略に、だいたい2時間ぐらい遊びっぱなしでないと、だめだったんですよ。
(^~^;)
ファミコンは、ちょっと揺らしただけでゲームが止まってしまうので、1時間半くらいかけて、やっとラスボスにたどり着いた時、お母さんの掃除機がコン!と当たってしまって、それまでの冒険がパーになることも、しばしばありましてね・・・
(T~T )
そんな折。ファイナルファンタジーIVは、ゲーム史に革命をもたらす発明をします。
「セーブポイント」です。
ファイナルファンタジーIVも、地上ならどこでもセーブができるんですが、ダンジョンの中では、やはりどこでもセーブというわけにはいきません。
ですが、前述のように、長いダンジョンもあるわけです。そこで出てきたのがこの「セーブポイント」です。
セーブポイントというのは、ダンジョンの途中に、丸い魔法陣のようなものが書いてあって、その中だけは、セーブや回復が可能なんです!! すごい!! 便利すぎ!!
Σ(^~^ )
で、もしセーブポイントの先で、強い敵に全滅させられてしまっても、セーブさえしておけば、そのセーブポイントからやり直せるんです。もう1時間半かけて、やり直さなくていいんですね・・・ありがたみが凄すぎ。
(^~^ )
ファイナルファンタジーIV以降、大概のゲームにこの「セーブポイント」が設置されるようになりました。それだけ、便利でニーズがあったということなんでしょうね。
(余談ですが、ドラクエシリーズだけは、あくまで、今でもこの「セーブポイント」を設置していません。とても硬派で、これはこれで好きです)
セーブポイントの先のこと
さて、わしらの人生、セーブポイントからやり直せたらいいのに・・・なんて思うことも、結構ありますよね・・・
(^~^;)
あの時ああしていれば、こうしていれば。
後悔先に立たず、という言葉がありますが、どちらかというと「後悔後を絶たず」ですかね(笑)。
(^~^ )
でもね・・・わしは思うんですけど、多分ね、
わしらはすでに何度も「セーブポイントからやり直してる」
んだと思うんです。Σ(^~^ )
よく考えてみてください。例えばさっきのファイナルファンタジーで、セーブポイントの先で、強いモンスターに殺されたとしましょう。
んで、汝はリセットしてセーブポイントからやり直すわけですけどね。
その時、汝ではなく「ゲームの主人公」は「その先で一度死んだ」ことを、覚えてますでしょうかね??
多分、知らないんじゃないかと思うんですよ。知ってるのは、プレイヤーである汝だけで。
d(^~゜ )
時間軸を超えて
わしらは、時間というものは「過去から未来へ向かって流れるもの」だという認識をしています。地獄で暮らしていると、そうなります。
ですが、時間はあくまで「軸」に過ぎないんでしたね(0056)。なので、地獄より上の次元に存在している者、例えば神さまなら、過去へ未来へ、時間軸を自由に行き来できるわけです。
なので、
未来の結果を見て、過去の原因を変える
ことが行われていても、不思議じゃないと思うんですよね。
d(^~゜ )
ただ、わしら三次元である地獄の住人には、わからないんです。いつ過去や未来が変わったのか。
それこそ、ゲームの物語の主人公が、セーブポイントから先で、一度死んでいることを、知らないような感覚で。
そして、そこから導き出される答えは、
汝の人生は、すでに完璧である
ということです。このことについて、次回詳しく話しましょうかね。
ではいつものやつを。わしの話を信じないこと。
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これは、拙ブログ『人生はなぜ辛いのか、と思った時に読むブログ』からの転載です。イラストや強調で分かりやすい、本家サイトはこちら。
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「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)