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火を熾す〜キャンプの記憶〜

最近キャンプをしなくなった。サラリーマン時代はちょくちょく行っていた。一人でソロキャンプがメインで、キャンプ場で仲良くなった人たちとたまたま再会すれば、アウトドア料理を振る舞ったり頂いたり、酒はダメなので、ウーロン茶で、焚き火を囲んで朝までいろんな話しをしたものだった。

自然を求める反動だったのかもしれない。コンクリートの建物に通って、ほとんどの時間をそこで過ごしていたから、無意識にキャンプやアウトドアをすることで自然と触れ合っていたのだろう。

とはいえ、便利なキャンプ道具をたくさん持って行って設置してだから、不自然ななんちゃって自然との触れ合いなのかもしれない。

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それでも、風を直接感じて、太陽を見上げて、草や土の香りを嗅いで、土の感触をテントや寝袋越しに感じることのできるキャンプはたまらない。

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焚き火にも、癒される。火を熾す、ぼーっと炎の動きを見つめる、木をくべる、灰をどける。ファイヤーブラスター(火吹き棒)で風を送る。好きなものを焼き調理して食べる。時間がなくなる。

キャンプ場で、いろんな人に出会った。遠くから来る人、近くの常連、若者、ご年配、子ども。男も女も。ひとりキャンプ、デートキャンプ、家族キャンプ、友達キャンプ。サイクリングメイン、釣りメイン、ツーリングスタイル、車中泊スタイル、野宿スタイル、ブッシュクラフトスタイル。さまざまで楽しい。みなそれぞれの感覚で、思うままに自然と触れ合いにきている。

自然はワクワクを与えてくれる。

自然は癒してくれる。

みな自然が大好きだ。

今は、自給自足でいつも自然に触れているので、あらためてキャンプやアウトドアとはならなくなった。

あのアウトドアの楽しさが、自然の魅力が、自給自足をはじめる火口だったのかもしれない。

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