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美味しくて、静かな革命 3


半農半Xとは、

小さな自給で家族や自分の食をまかない=半農

好きなことや大切と思うこと、ミッションに時間を費やす=半X

という生き方です。

塩見直紀さんのホームページ→ 「半農半X」幸せ経済社会研究所


半XのXは、著者・プログラマー・介護士・ミュージシャンなどなど。なんでも入ってOKです。

半農も半だから50%しなければいけないということはなく、1%でも、20%でも、80%でもなんら問題ありません。


どちらも、固定的ということはなく、柔軟にその時々の状況や環境に応じて、農の比率やXの部分が変化して行って構わないと思います。


これまでの働きかたや生活を変えたい自分にとって、半農半Xという生き方は大きな魅力を放ったのです。


しかし、サラリーマンを10数年続けた自分には不安でした。

安定した収入を捨ててまで、本当にいいのか?

でももうこの環境にはいたくない。新しい生き方をしたい。


そんな葛藤の中、高坂勝氏の「減速して自由に生きる ダウンシフターズ」という本を読んだのです。

競争社会から降りて、ダウンシフト(減速)する生きかたが書いてありました。自分もどこかで感じていた現代社会の違和感が明確に書かれていました。


もっともっとより、必要な分だけあればいい。面白いのはライフスタイル基準金額(その人にとって必要な生活費)分を稼いだら、それ以上は休みでいい。という考え方です。


100得るつもりで105いったら稼ぎすぎ、次回は100ピッタリになるよう努力する。

普通は105いけたら108いける、いや110か120を目指そうかと考えるのが大多数です。資本主義は果てしない拡大再生産ですから、、、

生活に必要な最小額を算出し、それだけ稼げればそれ以上は欲張らない、逆に稼がない努力をすると言うのです。


高坂さんは、自給農も実践しているので、基準金額はさらに下がります。

もちろん農でも欲張りません。家族分と自営の店の一部材料分がとれたら、それ以上は作りません。

それ以上作ると、その分時間がなくなり余裕がなくなり、また過剰生産→過剰消費の罠にハマってしまい、本当にやりたいことやナマけることに時間を割けなくなってしまうからです。


自分の中のわだかまりが、見事に断ち切られました。

どうなるかは分からないが、この生き方を体験していきたい。

半農半Xという生き方にむかってゆく踏ん切りがついたのでした。

続く


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