見出し画像

鎌倉の就労支援事業所さんに編み機の貸し出しをしました!

「チーム村松の会議室」では、ファッションデザイナー村松啓市とその挑戦を支えるチーム村松の定例会の内容を、毎回公開しています。

8月31日(月)からクラウドファンディングへの挑戦も、いよいよ明日が最終日です。初日から、昨年以上のペースでご協力をいただきまして、本日の現時点で116名の方にご支援をいただき、目標達成まで87%のところまできております。

ご支援いただきました皆様、拡散にご協力をいただいております皆様、本当にどうもありがとうございます。

実は、まだクラウドファンディングへの挑戦は終わっておりませんが、すでに様々なところから私たちの活動についてお問合せをいただいている状況です。本日は皆様に1つご報告したいことがございます。

●神奈川県鎌倉市の就労支援事業所からの問合せ

今回のクラウドファンディングへの挑戦が始まってからちょうど1週間が経ったあたりで、神奈川県の鎌倉市にある就労支援事業所のスタッフの方が、静岡県島田市にある私たちのアトリエを訪ねてくれました。

クラウドファンディングのプロジェクトページでもご紹介している、就労支援B型事業所の「ライク」さんと私たちの取り組みを見て、「自分たちにもやれることはないか考えたいと」私たちにご連絡をくださいました。

画像1

わざわざ私たちのアトリエまで足を運んでくださったので、編み機を実際に体験していただき、簡単な説明をしました。

私たちも、こちらの事業所さんが「ライク」さんのようになっていけるようにできる限りのお手伝いをしたいと思いましたし、実は「ライク」さんのところにもすでにご挨拶をされたそうで、「ライク」の代表の増田さんも、協力してこの活動を育てていきたいとおっしゃってくださったとのことでした。

そこで、私たちのところから編み機を1台無料で貸し出して、リモートでやり取りをしながら、作業ができるかどうかを少しずつ試していってもらうことになりました。

●リモートで編み機の使い方を教える

先日、早速編み機をお送りして、リモートでやり取りをしながら、試しに編み機を動かしてみてもらいました。

編み機をカメラで撮影しながら動かしていただき、こちらはそれを見ながらやり方を伝えました。そして私たちも、カメラで編み機を撮影して、使い方を実際に目で見て確認してもらいながら進めました。

画像2

画像3

編み機は、使い方を言葉だけで説明することが難しく、実際に見てもらったほうが早いしわかりやすいということがあります。

ただ、お互いにカメラで撮影しながら、1つ1つやり方を伝えていく作業になりますので、時間もかかりますし、根気も必要です。私たちも、限られたスタッフの数で日々の仕事をこなしているような状況ですから、合間をぬってのやり取りとなり、すぐに成果に結びつけられるようなスピード感で進めることは難しいです。

技術を伝え、人を育てることには、とても時間がかかり根気がいると、改めて実感しています。

画像4

それでも、私たちと一緒に頑張ってくださっている鎌倉の事業所のスタッフの方には、本当に感謝です。一緒に頑張って、「ライク」さんのような成果に結びつけられればいいと思っています。

●鎌倉の事業所のスタッフさんのお話

最後に、アトリエを訪ねてくださった鎌倉の事業所のスタッフの方にお話を伺いましたので、ご紹介したいと思います。

ー「AND WOOL」の活動について、どのような感想をおもちでしょうか?

とても素晴らしい取り組みです。特に、精神障害の方にも目を向けているのが、稀有な存在だと思いました。なかなか日本の社会では、精神障害について理解されない現状があると感じています。

ーニットや編み機には、もともと興味があったんですか?

もともとニットが好きで、ニットの勉強をしていたこともありました。自分の趣味だったことが仕事につながるのはいいなと、「やってみたい!」と思いました。

ー実際に編み機を使ってみた感想を伺えますか?

思っていたよりも身体を使うし、動かすのに力を必要とするんだな、と思いました。こうやってニット製品が作られていることに(昔はこうやって作っていたと親から聞いたことがありましたが)、びっくりしました。ニットカルチャーを広めていきたいという想いもあるので、そういった目線でも今後の「AND WOOL」さんとの取り組みが楽しみです。

ー現在、事業所としての悩みや、ご苦労されていることなどはありますか?

利用者さんとの意思疎通やコミュニケーションを、もっともっととれるようになるにはどうすればいいか、というようなことはずっと考えて悩んでいます。やっぱり、人と人との信頼関係を築くことが一番大切だと思っています。

ー今後、事業所で「こんなことに取り組んでみたい」と思っていることはありますか?

自分自身も手を動かすことが好きなので、まずは自分もやりながら教えながら、楽しみたいと思っています。


画像5

私たちの活動の輪が、少しずつでも人がっていくことを、本当にうれしく思っています。クラウドファンディングへの挑戦、目標を達成できるかどうか正直不安でいっぱいですが、引き続き皆様にうれしいご報告ができるように頑張っていきたいと思います。

最後まで、応援よろしくお願い致します。


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

いつもありがとうございます。活動を、もっと多くの方に知っていただきたいと思っています。いただいたサポートは、それを「伝える」このnoteページを充実させるために使わせていただきます。これからもどうぞよろしくお願いします。