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早寝早起きと美術史の勉強


 1カ月ほど前から、早寝早起きをしている。そのために、noteにて毎朝「朝のつぶやき」を投稿している。朝を朝たらしめるために寝起きで数行の日記をつづるのだ。

 ここ2週間は特に順調だ。0時前に寝て、7時前に起きている。たまにひどく頭が痛くて、22時に布団に入って寝てしまうこともある。大体6時半にベッドで目を覚まして「朝だな…トイレ行きたいな…空腹だな…カーテン開けるのめんどくせえな…」と頭の中でぼやく時間。元々かなり早起きが苦手な人間だったため、早起きできている自分にまだ慣れない。

 本当は、世に溢れる「朝活」の本に書いてある「朝のゴールデン時間」を有効に使ってみたい。人間の脳は寝起きが一番冴えており、早朝1時間早く起きて勉強したり、朝1で何かしかのアイディアを寝るのが良いのだと説くお話だ。私は一番頭が冴えている朝の時間、今日何を食うかしか考えていない。

 今日は6時に起きた。大体6時40分にアラームをセットしているから、歯を磨いている途中でアラームが鳴りだして困った。遠くで鳴っているアラームを聞くと、なんであんなに不安になるんだろう。

 最近コーヒーを淹れるのが面倒くさくなって、昨夜のうちに薬局でペットボトルのブラックコーヒーを買ってしまった。愛用のマグカップに牛乳と半々に注いで、冷たいままグビ!
 えー、あんまり美味しくないじゃん…。香りが乏しく、苦いばかり…。やはりドリップパックを計量カップに設置してちゃんと淹れる方が抜群に美味しいんだ…。

 おにぎりをふたつにぎって、外へ出た。あまりの陽光にフードを被って頭と顔をくしゃくしゃにしながら図書館へ赴く。
 今年の秋、美術検定を受けようと思って。受けても就職に有利になるわけでもなんでもないが、せっかく大学で3年間美術史を学ばせて頂いたのだから、何かしらの形としてその証を残したい。うつ病で卒業まで踏ん張れずに辞めちゃったけど、美術史の勉強は好きだよ。

 今すぐ手が届く「証」が美術検定というわけである。手始めに、近所の図書館にかろうじてあった西洋美術史の本を読み、メモを取り、おさらいをする。大学生の時はとにかくスライドに現れる作品の外観と作者年代を目に焼き付けるばかりで、細かい歴史背景なんかはほとんど記憶に残っていない。ああ、なぜか一学期まるまるデューラーと宗教革命の話しかしなかった教授がいて、その辺はかろうじて脳味噌に引っかかっているが。
 しばらく手近な教材で知識を雑に仕入れたのち、過去問集を手に入れるつもりだ。楽しみ楽しみ。

 11時から15時まで勉強した。すごく楽しかった。理解してノートに残して知識を己に落とし込む快感たるや。さすがに腹が減って、外のベンチでおにぎりを食べた。

 脳みそを使ったからだろうか?おにぎりふたつじゃ食べたりない。そこで、早寝早起きする前は行くことのできなかったあの場所を思い出した。

 イートイン付きのパン屋である。そう、パン屋は早寝早起きの達人。ここには一度、そう、たった一度だけ今暮している部屋に内見へ来た帰りに寄ったのだ。いちごとカスタードのミルフィーユが大変美味しかった。イートインは2階にあって、大きな窓がそばの公園を見下ろせて大変心地よい。Wi-Fiとコンセントもある。そして空いている。
 嬉しい、あのいちごミルフィーユがあった。アイスカフェラテと一緒にむしゃむしゃ食う。極楽じゃ。

 またひとつ早寝早起きの素晴らしさを知ってしまった。ここでミステリーの続きを読んで帰るとする。

 今日はここまで。

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