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寒波を感じています。



 昨日「寒波より低気圧が〜」などと家の中でほざいていたが、あの後外へ出て全身で寒波を受けた。図書館まで徒歩15分、行きも帰りも風が靴おも貫通して体を冷やした。
「実はこれ冷風じゃなくて、風っぽい形の幽霊が身体をすり抜けて行ってるんだよ」と言われたら信じそうなくらい、冷風が何もかもを貫通していった。眠る母を気遣って音を立てずすすった夜中のうどんが沁みる。

 図書館で『本の雑誌』というシンプルなタイトルの雑誌をめくった。とにかく「本を買え!」と訴えていたように思う。実に直球な販促だ。心を打たれて、初めて図書館の利用カードを作り、5冊本を借りた。タダで2週間も借りれるなんて!最高だ…。

 物を借りることに苦手意識が強かった。人から借りるのは今でも苦手だ。貸すのは抵抗ないけどね。どうしても返し忘れてしまう。引け目を感じると、余計返すタイミングを逃し続ける。
 大学生になって、レポートのために図書館の貸し出しを利用せざる負えなくなってようやく施設から物を借りることは抵抗がなくなった。たまに返し忘れるけど、遅れはすれどちゃんと返すし、金銭が発生しない分嫌味のひとつで問題は解決する。あの頃の私とは違う!図書館は駅から家までの通り道にあるし、行き帰りのついでにボックスに投函するだけでいい。しかも2週間だ!ちゃんと時間を設ければ、難なく5冊読み終えられる。

 ブックオフオンラインで見つからなかった、スティーブン・キングの短編集『夕暮れをすぎて』、ようやく全て読める。あとの4冊は毎日noteの糧になりそうなエッセイにした。さくらももこ2冊、群ようこ1冊、以前ピッコマで読んでちょっと面白かった『フランス語っぽい日々』。エッセイと小説は並行して読めるから、甘いしょっぱいを繰り返すように全てを読み進めるよう。

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