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日曜日の原宿紀行


 原宿っておしゃまな子供が多い気がする。日曜日の原宿、竹下通りは混んでいた。外国人観光客が入口で「ワーオ」と群衆を写真に撮るくらい混んでいた。
 初めは「お祭りみたい」と人混みを楽しむ余裕があったが、竹下通りの中腹まで来るとHPは0に。すんごくオシャレな小学生が厚底の靴でガシガシ人込みをかき分け突き進んでいて、ぺいっと端っこに押し出されてしまった。怖いよう。

 嘘みたいに空いているフレッシュジュースの店に入って休憩。本を読むために長くいるだろうなと思いLサイズを頼む。

 ……落ち着かない。ジュースは贅沢な味がして美味しかった。店内も原宿らしくポップで、ここで英国ミステリーは違うなと、三浦しをんのエッセイを読む。
 日曜日ということで、家族連れが多い。肩車されたまま寝てしまった小さい子が滑り落ちていかないか気が気じゃない。混雑の中、お母さんと店員さん達は皆戦場に立っているような顔をしている。

 他人の緊張を勝手に感じ取って、己が緊張するとはなんとバカバカしい。
 おわ〜すんげぇ高いピンヒールのお姉さん入ってきたぁ。通りに目を向けると、相変わらずKPOPアイドルみたいな格好の小学生が闊歩している。ここは原宿、オシャレが人間の形になって歩き回る街。

 フレッシュジュースのお店だから当たり前だが、ミキサーの稼働音がずっと鳴り響いている。まずい、しんどい。
 もちろん悪いことばかりじゃない。ピリピリしてるなと思った店員さんがふと見せた笑顔とか、人混みで虹色の綿飴を高く上げてニッコニコの外国人とか、素敵な光景も垣間見えた。

 …あ、このスースーした匂い、ヒール高えお姉さんの香水か…。
 あら、小さい子が「ひょー!!」って叫んでいる。悲しみなのか喜びなのか。どうしても音がすると反射的にその方向を見てしまう癖が治らない。それが許されるのは中学生までだぞ!

 ジュースを飲み終わったらどこへ流れよう。

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 現在翌日の月曜日。結局↑の後は美容室を終えた母とささっと合流し、目的のお肉を食して帰った。母と、ここも美味しいけどもっとコスパの良いお肉の店見つけたいねと話す。まるですごく仲良しみたい。変なの。
 母に誘われるままに、原宿へ行くことはこれからもあると思われる。引っ越したら行きやすくなるし。次は平日に行って、あのでっかいぐるぐる巻いてあるポテトを食べるのだ。

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