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100%妄想の住処、美術館の離れに住もう

 美術館に住みたくて、美術史を学び学芸員になれる大学へ進んだ2018年。それからいち、にぃ、さん・・5年たった今、夢も希望も保留のまま家でnoteを書いている。
 美術館に住みたい。誰もいなくなった展示室で、オーラを放つ絵画にドキドキしながら寝たい。絵画の中から、モチーフが私を見ているが、私だって絵画を見つめているんだ!ずっと非現実の中にいられる、美術館に住みたい。

 もう少し現実的に考えると、小さな美術館を建てて館長になり、その美術館にドアひとつで行き来できる離れをつくる。私はその離れに猫と住むのだ。ほとんど在宅業務といえるから、保護猫も譲渡してもらいやすいと思う。猫におはようって言って、身支度を整えて美術館に繋がるドアに向かう。猫はドアの向こうに行きたがるだろうが、ダメだよと阻んで、美術館に入るのだ。

 どんな美術館か?ヨーロッパでリアルタイムで活躍する芸術家の作品を展示したい。できれば、伝統的な主題と今の目線を掛け合わせた作品。現在と古代で、宗教への思いや人生の悩み、生活について何が変化して何が変化していないのかが伺えるような作品を置きたい。いわゆる現代アートとは違う、伝統の香りもするような、素朴な表現を取り扱いたい。そんな芸術家が実在するのか?具体的な知識はゼロです。だって妄想だもん。

 高校生までは無料にして、展示室以外の通路やロビーに意味もなく椅子と机を置いておく。読書するなりぼうっとするなり好きにするがいい。カフェも併設したいな。美術館にあるカフェって大体高価だけど、IKEAのカフェみたいに特別感はあれど安価なカフェにしたい。カフェだけの利用もいいよ。Wi-Fiとコンセント完備にしておくね。

 この妄想を現実にするには、まず大学に入り直して学芸員の資格を取り、渡欧して学芸員としての地位を確立する。もちろん英語もフランス語もイタリア語もマスターしないといけないだろうし、日本に戻って来てから美術館を建てるのにえらい資金が必要だろう。
 妄想が尽きない。暮らす環境を考えるということは、空間をつくるってことだ。自分にとって魅力的な空間に住みたいと思う。だから美術館に住みたいと妄想するのだ。

 ゴールデンウイークに、引越しすることが確定した。新しい部屋を思い出す。色々妄想を述べておいてそりゃないが、私はインテリアを考えるのが苦手である。しかし、美術館に住みたいという夢を書いていたら、少しイメージが湧いてきた。コンセプトといえるだろうか?
 自分の部屋を美術館みたいしてみよう。背の低い家具を選んで壁に絵を飾れるようにしよう。背の低い本棚で検索検索・・。

 ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。🖼🏠

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