ひねくれ水族館①美ら海水族館@沖縄「水族館は予習が大事」
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1.はじめに。水族館が好きだが、同行者はそうでもない。さて、魚でどう盛り上げるか。
水族館が好きです。
ということで、水族館の話を書きたいと思うのですが、どういう切り口で書こうか悩んでおります。とりあえず見切り発車で、「水族館予習」をテーマにしたいと思います。
というのも、水族館ってただただ魚を見ることを楽しめる人ならいいですが、それだけだと退屈で楽しめないという人もいます。
つまり、水族館が好きな人とそうでもない人が一緒に行く場合は、片方が楽しませる努力をするしかないと思うのです。
具体例として、まずは3枚のお魚の写真を見て頂きたいです。
魚見た感想って、
「かわいい、綺麗」
「大きい、美味しそう」
「おじさんっぽい、ぶさいく」
これぐらいしかないです。
バリエーション3つです。これじゃぜったい盛り上がらないです。
頑張って大喜利をしようと思って
「死んだ俺のひいじいさんに似てる」
「俺の前世はクラゲだったかもしれない」
「生きてる俺のばあさんに似てる」
みたいなことを言った日には、スベリ倒します。
爪跡残そうとして傷跡残しちゃいます。
魚に興味ない人の満足度を向上させるには面白いことを言うしかないですが、下準備なく素人が大喜利をすると痛い目に合います。面白いことを言うためには準備・予習が必要です。笑点にだって台本があるらしいです。
デートで大事なことは予習らしいですし(←ほんとに?? 風早クン予習してないよ??)。
ともかく、今回は美ら海水族館に行く前に読んでほしいネタバレ満載・紹介ブログにしたいと思います(2024年4月の情報なのであしからず。しかし私は時代がめぐっても読む価値のあるブログにするぞと思っております!)。
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2.エスコートとは言わないまでも、案内が出来るように下調べ。
誰かと一緒に行くのなら「行き当たりばったり」ではダメです。エスコートと言えるような完璧なおもてなしとは言わないまでも、なるべくストレスなくスムーズに動けるように、下調べをしておくのは礼儀というかマナーかと思います。
ということで、美ら海水族館に行く前に最低限押さえておきたいポイントは4つあります。いいえ、美ら海水族館に限らず、どの水族館でもこのポイントはぜったいです。ここを見るだけでも、このダラダラ中身の無いブログを読んだ価値があるはずです! (というか、ここぐらいしか有益な情報はありません)
①アクセスとチケットを調べる→園外販売券が安い
②見どころを調べる→ジンベエザメ。世界記録がいっぱい
③イベントの時間を調べておく→黒潮探検
④近くのお店を調べる→オキナワ ハナサキマルシェ
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まず初歩的なところからですが、「①アクセスとチケットを調べる」についてです。いつの時代にも価値のあるブログをめざして、あえて初歩中の初歩から行くのです。王道とは、覇道とは、たとえ二番煎じとしても慌てず歩むべきものなのです。(こんなに分野を絞らず、いろいろ浮気しまくってるブログで王道なんか歩めるかわかりません)
さて、Googleマップを見れば一発で分かりますが、美ら海水族館はアクセスがとても悪いです。(水族館は海の近くに作るので多少アクセスが悪いのは仕方が無いというか宿命ですが、なんで沖縄はどこもかしこも海なのに美ら海水族館はこんな北部につくったのかよと言いたくなります。)
レンタカー借りるのが当たり前な感じです。バスという選択肢も無くはないですが、免許があるならレンタカーが良いと思います。
あとはチケットについては「園外販売券」が安いです。美ら海水族館で買うのではなく、近くのコンビニとか、宿泊しているホテルとかで買うと、通常の料金より安いというものです。
料金は場所によって違うらしいのでなんとも言えないのですが、美ら海水族館で並ぶよりは空いていてスマートに購入できるので、テキトーな場所で「園外販売券」を購入するのがおすすめです。「①アクセスとチケットを調べる→園外販売券が安い」でした。
前置きが長かったですが、いよいよ美ら海水族館の内部の話に移っていきたいと思います。ここからがいよいよネタバレなので、新鮮なファーストインプレッションを求めている方はここからはお気をつけください。。。
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3.メインのジンベエザメにがっかり → 大丈夫、マンタがいるじゃないか。ウミガメだっているじゃない。
「②見どころを調べる」についてですが、言わずもがな、美ら海水族館の見どころはジンベエザメです。
ですが、、、ジンベエザメが降りてきません。
さて、ここで美ら海水族館の持つ世界記録についてです。色々あるそうなのですが、
まずはジンベエザメの世界最長飼育記録。
そして、世界初のジンベエザメ複数飼育。
さらに、このジンベエザメがいる水槽(黒潮の海)は、世界で2番目に大きい水槽です。
水槽はたしかに素晴らしいです。
しかし、ジンベエザメが真ん中にいるからこそ映える巨大水槽のはずです。
以下、公式動画です。
私はこういうのを期待していたのです。
センターにジンベエザメが来て欲しいのです。
しかし、安心してください。この水槽にはマンタがいます。
マンタは日本の水族館では、「マクセル アクアパーク品川」と「沖縄美ら海水族館」の2カ所にしかいないのです!レアなのです!(あれ、品川でいいのでは?)
美ら海水族館は、マンタの記録も色々持っているのです。
ウミガメって海の中で交尾するんですね、知らなかったです。
「②見どころを調べる→ジンベエザメ。世界記録がいっぱい」(だけど他にもマンタとウミガメもあるよ)でした。
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4.イルカショー、見てもそこまで盛り上がらない説 → 空いてるうちに他のところへ・お土産が熱い。
さて、ウミガメで大興奮していよいよイベントの時間です。
「③イベントの時間を調べておく」についてですが、イルカショーの時間を調べておけば、完璧にエスコート出来ます。
さて、時間を調べておくべきと書いておきながら矛盾しますが、イルカショーってそんなに面白いでしょうか。。。
写真好きなら、イルカの良い瞬間を狙おうと色々楽しめます。
でも写真好きじゃないと、イルカショーってそんなに楽しくないと思います。
ある程度、何が起こるか分かり切ってるし、一回見たらもういっかなと思ってしまいがちです。
屋外なので暑いですし、立ち見で日傘を差してる人がたくさんで、あんまりよく見えないです。
ということで、ちょっと見て満足したり飽きたりしたら、空いてるうちに他のところへ行くのがいいのではと思います。具体的には、お土産屋さんです。美ら海水族館は、お土産が熱いのです。
そしてなんと、帰ってきてからイルカショー以外にもイベントがあることがわかりました。なんと、ジンベエザメを上から見られる黒潮探検というイベントがあるそうなのです。さいあくです、やらかしました、下準備が足らんです。上からジンベエザメが見れるなら満足度も変わったでしょう泣。まあマンタもウミガメも素晴らしかったのでいいのですが。「③イベントの時間を調べておく→黒潮探検」でした。
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5.お腹が空いたらポーたま!
美ら海水族館を満喫し、そろそろお腹が空いてきたかもしれません。そろそろ魚を見るのも飽きてきた頃合いかもしれません。ここでスムーズに次の提案が出来るよう、事前に下調べをしておくとスマートです。
「④近くのお店を調べる」です。
南ゲートへ行きそこから出ると、すぐ近くに「オキナワ ハナサキマルシェ」というショッピングモールがあります。
南ゲートまでは歩けないこともないのですが、若干遠いので、レンタカー以外の方は、以下のバス(電気遊覧車)に乗るのがおすすめです。
「オキナワ ハナサキマルシェ」の中でおすすめのランチ・おやつは「ポーたま」です。有名なのでご存じの方も多いと思うのですが、みんな大好きスパムおにぎり(ポークたまごおにぎり)の専門店です。
こちらのお店はキッチンの様子が覗けます。僕のポーたまがつくられていく過程をリアルタイミングに見学できるのです。
これがまた複雑な味のハーモニーでとてもおいしいです。B級グルメ扱いされがちですが、ちゃんと作ってると美味しいんだなぁとしみじみ思います。できたてであったかくて、コンビニで売っているツナマヨ風のスパムおにぎりとは完全に別物です。これはスパム買って帰ってうちで作ってみたいなとも思います。スパムと卵焼きがベースなので、何入れてもうまくなる懐の深さがあります。
「ポーたま」が一押しなのですが、しっかり食べるなら「海人料理 海邦丸」という海鮮料理のお店もあったりと選択肢は色々あります。
食事の他にも、「海想 ハナサキマルシェ店」というアウトドアウェアのお店や、「Laboratorio 43pottery(ラボラトーリオ・ヨンサンポッテリー)」という雑貨屋さん等もあります。ちょっと歩くと、「革人(かわんちゅ)」という革の草履のお店もあります。水族館で満足しなかった同行者には、こっちで機嫌を取るという手があります。
詳細は以下をご確認ください。「④近くのお店を調べる→オキナワ ハナサキマルシェ」でした。
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6.まとめ。沖縄旅行に美ら海水族館を入れるか問題
水族館を語ることと、美ら海水族館を語ることは別だと思うのです。なぜなら、那覇空港まで行くのも一苦労なのに、そこからさらに美ら海水族館に行くのも大変だからです。(なぜ水族館回の一発目を美ら海水族館にしてしまったのだろうか、、、と後悔しかありません)
「沖縄旅行と言えば美ら海水族館でしょ!」と思って安易に行くと、がっかりすることも大いにあると思います。ネガティブなことを言えば、
・那覇から遠く、時間を多く取られる(道が渋滞していたりすると悲劇)
・混雑している。・ジンベエザメがメインなのに、ジンベエザメが降りてこない
・入場料が若干高いくせに、無料で見られるゾーンが充実していて損した気になる
等が挙げられます。
せっかくの沖縄旅行だったのにがっかり、となったら悲しいです。旅行プランを立てた時に美ら海水族館をねじこんだあなたには、同行者を楽しませる義務があるはずです。
素敵な思い出づくりのために、入念な下準備(特に黒潮探検の時間確認)をおすすめします。しっかり準備をすれば(黒潮探検を楽しむことが出来れば)満足度が高いです。
美ら海水族館はポテンシャルの塊です。
活かしきれなかったら、それは準備が足らないのです!
(←黒潮探検に行かなかったくせにそれを言う??)
楽しむためには、準備が必要なのです!
(←黒潮探検に行けなかったからこそこれを言う!!)
素敵な沖縄旅行・水族館体験のために、ぜひ下調べをお願いします!
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