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トリオ・アコード

【過去の演奏会より】
日時:2023年9月30日(土)
場所:兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール

白井圭(ヴァイオリン)、門脇大樹(チェロ)、津田裕也(ピアノ)
東京藝術大学在学中に同級生である3人により結成されたピアノトリオ

【演目】
モーツァルト:ピアノ三重奏曲 変ロ長調K.502
シューマン:ピアノ三重奏曲 第2番へ長調po.80
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第2番 ハ短調op.66

前日に正面席にキャンセルが出て、初めてこのトリオを聴きに行った。

長年にわたって続けてきたアンサンブルだけに安定感は素晴らしく、それぞれの技術も確かなもので、安心して聴くことができた。スタートのモーツァルトのピアノトリオは、ピアノがリーダーとなってヴァイオリンとチェロがそれに寄り添うような演奏だった。ピアノはスタインウェイのフルコンだったが、ピアノの音が突出することなくバランスよく聴こえた。

シューマン、メンデルスゾーンになるとそれぞれがソロの技術の高さを発揮し、しかもアンサンブルのバランスが崩れることなく、聴きごたえのある演奏で、息つく暇なく最後まで聴き通せた。

これからも一流のピアノトリオとして、ベートーヴェンやチャイコフスキーなどの作品も演奏も聴きたいと思った。

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