アラサーに有効な空気清浄機ことスキップとローファーのみつみちゃん
スキップとローファーの最新8巻がついこの間発売された。
なにそれ?読んだことない。という方は作者のツイッターで1話が無料で読めるので、まずはそちらをご覧ください。
高校生が主人公なのに、なんでこんなにアラサーの私に刺さるんだ?と思ったら掲載誌がアフタヌーンでした。これもしかして少女漫画じゃなくて青年漫画にカテゴライズされるのかな?
最近のアフタヌーンの連載めちゃくちゃ面白いのが揃っててびっくりする。おおきく振りかぶっても青野くんに触りたいから死にたいもダーウィン事変もフラジャイルもブルーピリオドもメダリストも全部アフタヌーン。えぐい。
▶︎さっくりあらすじ
進学校を舞台に田舎出身の女の子とシティーポーイアンドガール達が親交を深めていく中で、自分の中にある偏見とか思い込みとか嫌な部分に気がついたり気がつかなかったりしながら成長していくのを見守る読者になれるお話
1年生編でみつみちゃんが仲良くなる人達はみんなタイプが全然違う。で、それぞれにコンプレックスがあって、気ぃ遣いぃで、自己肯定感の低さとか弱さとか自信のなさが垣間見えたりもする。とっくにそんな時代を駆け抜けたアラサーから見ると、青春だなぁと目を細めたくなる尊さ。
そんな中で、みつみちゃんはいつも地に足がついている。等身大と言い換えてもいい。
みつみちゃんの中にはブレない軸があって、人の意見を取り入れながらもその軸がブレないから見ていてとても安心する。考えても仕方ないことに囚われないし、他人の悪意に左右されにくい。こういう人のことを自己肯定感が高いっていうのかもしれない。
あとシンプルにみつみちゃんがアラサーに有効な空気清浄機。一家に一台いて欲しい。
結月と誠の友情の育み方とか、ミカちゃんが自分の嫌な部分と一生懸命向き合ってるところも、本当に好き。1年生編ほんとに青春。
7巻からは、クラス替えを経た2年生編が始まっていて、もう少し複雑になった人間関係の中でまた成長していくみんながとても愛おしい。
心が疲れた時に読むと少しだけ癒されることができるかもしれません。
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