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「持続可能な支援と挑戦の為の、ABCD分析」(154日目)

■概要。(2020/05/31)

「クラウドファンディングの許可なき専用リターンが危険な理由と、そういった事故を防ぐ為の分析法を説明するお話。」

※当時の「西野亮廣エンタメ研究所」の記事を、感想しるしと転用例を追記して再掲載します。 

■本日の応援者。 

この記事は、「ちなみに、絶対爆死する方法はもうとっくにわかっている。by中崎雄心」の提供でお送り致します。 

※この記事の”応援枠の差し替え”はこちらで承ります! 

■以下、本文。 

5月31日(日) ※6月2日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
サロンメンバーのクラウドファンディングのダメ出しをしながら、サロンメンバーのクラウドファンディングの宣伝をするキングコング西野こと「ステマ職人」です。

クラウドファンディングのリターンで『○○さん専用リターン』というのを時々見かけますが、(本人との関係性が築けていないのなら)止めた方がいいと思います。

いきなり支援者として指名されてしまった人が(事情があって)支援しなかった場合、「支援しなかったヤツ」というレッテルが貼られてしまいます。
相手が西野のような有名人だと更にタチが悪くて、西野の信用を落としてしまうことに繋がります。

これって『暴力』なんですね。

アイスバケツチャレンジみたいな。(寄付or心臓麻痺の赤紙。)

くわえて、西野が「西野専用リターン」に支援しなかった場合、そのプロジェクトは『西野に応援されていないプロジェクト』となり、ビックリするほど誰一人として得をしません。

クラウドファンディングのプロジェクトオーナーは支援先のこと、そして支援者のこと、そして自分のことを徹底的に考えなければなりません。

その辺、西野は全方位に配慮が行き届いているので、記録的にモテます。
是非、見習ってみてください。

僕は、おそらく今後も、サロンメンバーさんのプロジェクトを取り上げては「これは、やっちゃダメ」「こうした方がいいと思うよ」と言う場合がありますが、(マジで!)1ミリも怒っていなくて、シンプルにメチャクチャ応援しているということが伝わると嬉しいです。

あと、西野本人から指摘されたメンバーさんは少し凹んでいると思うので、残りの皆で全力で励ましてください。

サロンメンバーさん全員の挑戦を応援しています。
https://silkhat.yoshimoto.co.jp/projects/1594

前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
 
 
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▼ 自分がやる仕事を決める際のフレームワーク
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たとえば今回のようなケースは「プロジェクトを企画する際に気をつけるポイント」を、あらかじめ認識しておけば良かっただけの話です。

ここはフレームに落とし込んで構造化した方がいいなぁと思ったので、今日は『挑戦や応援が続いていくフレーム』について、お話しした後に、ちょびっとだけ実践したいと思います。
 
 
有名なところでいうと、自分がやる仕事を決定する時に「will・can・must」のフレームがあります。

○will=やりたいコト
○can=できるコト
○must=求められているコト

…の3つの円が重なる部分に手をつけるとイイ感じの結果が出るよー、というやつです(#説明が長島監督的にザックリしている西野氏)。

そりゃそうなんです。

「自分がやりたいことで、自分ができることで、周りから求められていること」をやったら、イイ感じになるに決まっています。

自分がやる仕事を決める時に、このフレームにあてはめて考えるとスッキリするので、このフレームは持っておいた方がいいと思うのですが、個人的は『○must=求められているコト』の解像度をもう少し上げてもいいのかなぁと思っております。

 
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▼ 自分の体力が切れたら、応援できない
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僕はよく、ウチの社員さんやインターン生に「誰かを“継続的に”応援する時は、自分の取り分を設計しなくちゃいけないよ。ボランティアにしちゃダメだよ」という話をします。

白衣の天使ナイチンゲールもそう言っています。

復興が済んでいないのに、ボランティアが被災地から撤退する一番の理由は「自分の生活が立ち行かなくなったから」です。
当然です。
ボランティアで、貯金を切り崩しながら人助けをしていると、いつか必ず終わりがきます。

体力の切れ目が応援の切れ目で、誰かを応援し続けようと思ったら、必ず、翌日には体力が回復する設計にしておかなくちゃいけません。
この状態が「ビジネス」ですね。

人助けも「持続可能」であるべし。

物事を部分だけ切り取って見てしまう人は「人助けをビジネスにしやがって!」と批判しますが、人助けをビジネスにしないかぎり、人を助け続けることはできません。

「挑戦」も同様です。
「お笑い芸人がビジネスをしやがって」という批判もあるのですが、ビジネス化を後回しにすると、お笑いが無くなってしまうことは、今回のコロナで痛感したことでしょう。

さっきのフレームの『○must=求められているコト』は、言い換えると『相手と自分の双方に取り分があるコト』なのですが、どうも『自分の取り分』を含んでしまうことが「悪いこと」のようになってしまっていて、今日も各地で挑戦や応援が途絶えています。

このことは、これまで言語化してきたのですが、図式化した方がいいと思うので、やってみます。
 

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▼ 挑戦や応援を続ける為のフレームワーク
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挑戦や応援を続けていく為のフレームワークは(描いてみるとメッチャ単純)ですが、以下のとおりです。

A○やりたいコト
B○できるコト
C○相手の取り分
D○自分の取り分 

…この4つが重なっている点を狙うと、イイ感じになると思います。

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今回のクラウドファンディングのリターンの設計でいうと、CとDの詰めが甘かったかもしれません。

Cには「支援される人」と「支援する人」の2種類の人間がいるということ。
そして、そこに属している「西野」の取り分が「えんとつ町のプペルの宣伝になる」だけしか設計されていなくて、信用商売をしている「西野の信用」が設計から漏れていたこと。

これらを、Cの円の中に書き出す必要があるんです。

Dの自分の取り分も同様に。

そして、ABCDが重なっている部分を突く。
 
 
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▼ 試しに、やってみよう!
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サロン会員が6万人もいれば、英会話教室を営んでいるサロンメンバーさんもいるでしょう。

僕はそのサロンメンバーさんを応援したいので、フレームワークにあてはめてみます。

Aやりたいコト
→英語が話せるようになりたい

Bできるコト
→お金を払う
→英会話教室の宣伝ができる

C相手の取り分
→たくさんの人に宣伝できる(講師)
→西野とタイマンで話せる(講師)
→英会話を観れる(サロンメンバー)

D自分の取り分
→英語が話せるようになる
→無料でできる
→仕事の合間に自宅でできる
→サロンのコンテンツになって、サロンメンバーから「あざす」と言われる
 

…このABCDの中心は、『西野がサロン限定公開のZOOM配信をして、サロンメンバー向けに英会話教室の宣伝をするから、30分間無料で西野に英語を教えて』だと思います。
そうすると、西野は無理なく続けられるし、英会話教室の宣伝はできるし、サロンのコンテンツになるので、延々に続けられます。

面白そうだし、今夜やってみたいと思います。
「21時頃から30分間ほど、西野に英語を教えてやってもいいよ(生配信してもいいよ)」という方がいたら、コメント欄まで御一報ください。

僕のZOOMに招待させていだきます。

挑戦&応援し続けられる企画は、こんな感じ組み立てるといいと思いまーす。

現場からは以上でーす。

 

 
 
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

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■今振り返ってみて。 

めちゃくちゃわかり易い。

「自分の取り分」と「相手の取り分」を明確にしないと、どっかで善意を換金して飢える事になる。

んでもって、適切な市場感覚があって初めてバランスが取れる、と。

早速やってみよう。

■今後へ転用。

・「無名時点」

A○やりたいコト:依頼者の方と「株」を持ち合う事。
B○できるコト:ストレングスファインダーの鑑定、言語化、note、宣伝。
C○相手の取り分:才能の把握、中崎雄心との縁。自己紹介の簡略化。
D○自分の取り分:依頼料、信用獲得、鑑定結果のアーカイブによる「最強のチラシ」獲得。

・「過去ログまとめ」

A○やりたいコト:サロンの宣伝、自分の宣伝、サロンメンバーへの名刺獲得。
B○できるコト:noteで発信。しるしをつける。補足を書き込む。
C○相手の取り分:年月が経った記事の「知らない情報」が減る。サロンへの導線が増える。
D○自分の取り分:応援枠の販売、サロン内への信用獲得。勉強効率アップ。

■宣伝。

中崎雄心による「才能の言語化」。『無名時点』はこちらから! 
ストレングスファインダーの「5つの才能」と「ご質問」のみで客観視します。 

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