1Kの在宅勤務でも好きな私でいたいから

今日はどんな服を着よう。

今日はどんなメイクにしよう。

成功している起業家はこういう余計な選択をしないために決まったワンパターンで生活しているらしいと以前何かで読みました。でも私は起業家でも意識高い系でもないから、こういう毎日の無駄がその日の気分を上げてくれるスパイスだったりするんです。

食べるもので自分はできているとはよく言います。それに加えて、自分が身につけているもので気分や性格まで変わるように感じるんです。

だから私は、服やメイクだけでなく、下着も大事なファッションの一部だと思っています。


今日はどんなランジェリーにしよう。

胸を丸く自然に見せてくれるもの。寄せてくれるパットが入っているもの。前に形付けられているもの。胸の膨らみを抑えるもの。

着る服に合わせることはもちろん、ランジェリーを主役にして考えることもあります。

見えない部分だからこそ、自分だけに力をくれる。

黒は鏡に映った自分を美しく引き締めてくれます。

水色は淡いお姫様になったような気分。

白はもっと儚いものになったように、自分に優しくできる色。

ピンクは優しいようで、内側から力をくれる色。

エメラルドグリーンは私のラッキーカラー。

元気がほしいから、この夏は新しくビタミンカラーもほしいな。


レースやデザインも気分に合わせて選びます。

花柄かリボンか。レースは大きいものか繊細なものか。

ストラップはシンプルなものか、それとも飾りになっているか。


そんな対話の時間を少しだけクローゼットの前で楽しんで、あとは遅刻しないようにと慌てて服を着込みます。

こうやって選んだお気に入りが気分にしっくりきた日は、なんだかいろんな事がうまくいきそうな気持ちになるんです。

単純だけれど、きっと私達の毎日ってそういうもの。

もし私がたったひとつの下着しか持ち合わせていなかったら、この楽しみは味わえなかったと思います。



出勤とはいっても、一人暮らしの1Kの部屋の中でパソコンの前に腰を下ろすだけ。

キッチンとバスルームとその狭い部屋を往復するだけの私の生活の中で、かろうじて女の子であることを楽しませてくれるものたちのありがたさ。

それがきっとメイクやランジェリーなんでしょう。

もはや電波が弱すぎて画質が悪いビデオ通話では顔もおぼろげにしか見えません。だからそれもこれも全部が自分のための装備です。

今日の私も自分の好きな私かな。

確かめるように鏡に向かって笑ってみたり、背筋を伸ばしてみたり。

さて、社用のパソコンを開く時間になりました。

今日も一日、お気に入りをいっぱい身につけた私で乗り切るぞ。





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