半年で大学に行かなくなった話

どうも、むこです。
前回の記事にもスキいただきました。
ありがとうございます。

さて、今回は表題のとおり
私が半年で大学に行かなくなった話をしようと思います。

まず、私のことを知らない人のために簡単に自己紹介を。
地方駅弁卒の医学系修士。専攻は実験動物学。
今年から (20卒) 専攻とは関係のない一般企業で新社会人です。

そして、今25歳です。
違和感があったあなた、正解です。
ストレートの人よりも１年間のロスがあります。
今回はその話を高校のときの話からします。

では、高校生のときの話を。
私は中学校のときからあまり勉強をしないほうであり、兄が行っている という理由だけで高校を選びました(ブラコンとかではなく、お下がりがもらえるから)。一応、県内で1、2を争う高校ではありますが、マンモス校で非常に人数が多かったため、特に勉強を必死にすることなく受かりました。

そして、高校に行っても勉強意欲など変わらず。
県内でもトップのほうなので、上位の人々はもちろん頭が良く、将来を見据えて高校を選択しています。
ただ、下位のほうはそんなことなく、なんとなく偏差値的に～、場所的に～、親が～という感じでした。もちろん、自分は勉強するほうではないので、下位の人々と一緒に過ごし、適当に学生生活を送っていました。

そんな感じで過ごしていたら、部活も引退し、いつの間にか3年の6月に。
大学や将来のことを真剣に考えないといけない時期です。
数学は小さい頃から得意だけの理由で進んだ理系。
ただ、就職は強いと聞いていた理系。
そこで、私は安定、高収入のイメージがあった薬剤師になろうと思い、薬学部薬学科を志望しました。
「６年間学生をする必要があるけど、就職は困らないだろうし、奨学金借りても余裕で返せるだけの収入あるでしょ！」と気軽に、ただ漠然と考えていました。

そして、ありがたいことに結婚していない叔母が学費を出してくれると言うので、苦手な科目を勉強すしようとも思わず、遠慮なく私立専願に (私立の薬学科は基本的に数学、理科1科目、英語の３教科) 。大学ごとの特色なんて調べることなく、偏差値50-60くらいの大学に絞り、6校受験し、3校合格。そして、特段行きたい大学も無かったので、その中から最も偏差値の高い大学へと進学しました。

私が住んでいた地域では有名ではなかった (遠い地方であり、その地域の大学に行く人はあまりいない) ためにあまり知らなかったのですが、いろいろな大学を知っている先生からは私が合格したことに驚きの反応でした。結構、その地域では有名な大学であることをそのとき初めて知りました。それを聞いたときに、「あー、俺って真剣に勉強やってなかったけど、そんな大学に受かるなんて、地頭が良いのかもなー。笑」なんてバカなことを考えていました。 (調子乗ってました。気持ち悪い。)

そして、入学。４月は新しい地域に来たこともあって、フワフワしたまま一気に時は過ぎていく。オリエンテーションや各教科担当のシラバス説明もろくに聞かず、必修と少しばかりの選択科目をとった。そうすると、だいたい時間割は埋まる。ちゃんと朝から大学に行って、夕方に家に帰る。週に２回部活に行く。そんな感じで過ごしていた。

そこから、あっという間に７月。テスト前になった。学校に行くには行っていたが、講義のときにちゃんと聞いているわけでもなく、ノートもとったり、とらなかったり。小テストがそのままテストの３割を占める教科もあったが、小テストも真面目に受けていなかったのでラッキーと思うことも無かった。ここで、やっと自分を見つめ直す時間をつくることができた。

自分は何をやっているのだろう
何を学びたくて ここに来たのだろう
興味があることはあったか？
自主的に勉強はしたか？
学費や生活費を出してもらうほどの
価値がこの生活にはあったのか？
本当に薬剤師になりたいのか

すべての答えは入学したときから決まっていた。
すべて否。当たり前だ。
何を学びたいかなどわからない。
興味のない講義ばかり。強いて言えば、選択科目の心理学。
自主的に勉強に励むことなんてあるわけない。小テストも勉強しない。
大学生活に価値を見いだせない。
薬剤師になって何をしたいのかなんて、何も考えてない。

自分は大学へ行くのを辞めた。

親に電話して、すぐに実家に帰った。
親に怒られなかったのが最大の救いだった。
半年間で帰ってきたのに。

それから、約半年間浪人し、自分の将来をじっくりと考えた。
初めて真剣に考えた。
そこで、出てきたのが小さい頃から大好きだった動物について学んでみたいとの考えだった。
初めて自分から学んでみたいと思った。

そこから、自分は大学に入りなおした。
本当は獣医学部に入った方が良かったのかもしれない。
しかし、自分の頭では到底届かなかった。
そのため、自分は畜産・実験・展示・愛玩動物と幅広く学べる学科へと入った。
大学については、また詳しく書きたいと思う。

では、この記事で私が何を言いたかったのか？

 (偉そうと思われるかもしれませんが…これを見ている高校生は何か言ってるわ、こいつwwと思って見てください) 

進路を迷っている人はとことん悩んでください
後悔しない進路を選んでください
あなたの人生は一度きりです
大学に行く意味を考えてください
大学でやりたいことは何ですか？将来、やりたいことは何ですか？
お金持ちになりたい！不労所得で生きていきたい！など何でもいいです
それも立派なやりたいことです　なりたい自分です
ただ、それを実現するために何をすればいいのか
どんなことをやればそれに近づくのか、徹底的に考えてください
大学に行かない選択もあります
自分が満足し、納得いく道を見つけてください
この世で最も価値のあるものは時間です
どんな大富豪もあなたたちの余りある時間を買うことはできません
その価値ある時間を丁寧に消費してください
限りある可能性のために、自分の道を選択し続けてください

以上です。
ここまで見てくれて、ありがとうございました。

楽しい人生歩んでいきましょーーー！！

むこ