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介護問題の犠牲者がニートになるまでの話①

今日は特にワイが盛り上がっている。高まっているのではなく、キレてるのだ。(最近キレてるって言うとキレそうになるので、盛り上がっているというようにしている。大人への一歩、と言い聞かせてる。)

大人への一歩を踏み出しているワイ。

そう、最近のもっぱらの悩みはとあるプロジェクトのPM…ではなくワイの家族問題だ。

この色々論点がありすぎて止まらなくなりそうなワイの家族問題をいつもながらにポップに楽しくお話していこうじゃないか…!
※コロナ事件と比較しても内容が重いです★
コロナ事件とはワイがクビになるまでの話です。2部作なので良ければどうぞ💛


愉快な登場人物たち

■母方の家族
おじいちゃん:コロナで色々あって下半身不全
おばあちゃん:コロナで色々あって認知症
おじさん:55歳ニート。母の弟。就職経験なし。筋金入りのニート。ガチ。
■ワイの家族
父:公務員一筋。思いっきり先生。みんなの意見をまとめるのが得意。
母:育休産休大好きな公務員。先生。ほわほわしてる。
ワイ:なぜこのラインナップで生まれたか分からない意識高い系
弟①:今年就職したばかりの薬剤師。ウェイ系。ノリと勢い。
弟②:高校生。大人で大人しい。何考えてるか1番分からん。

これ意外と大事だと思ってんのよ。まじで。ワイ5人以上になるともうわからんからね。

この登場人物を見てわかること…そう。きっと全員が気づくであろう「おじさんがやばそう。」そうなのだ。このタイトルは絶対嘘じゃない。(もちろんアイドルでもない

ワイの家族は秘密裏にされてきた何者か分からない人物、それがおじさんだ。常に祖父母の家におり、何かを勉強している人だと説明されていた。ただ何を勉強しているのかは祖父母も教えてくれない。謎だった。大人になるにつれて分かってきた、その正体は…ニート。就職した形跡も欠片もない。そんなニートだ。

介護問題が勃発

祖父母が同時に介護が必要となった。
我が家と祖父母宅は別だが、車で20分程度の距離。まずは祖父母の家に住むニートの出番だ。ただ入院は必要ないものの一人で2人の介護を行うのは大変だ。そこで母が手伝いに行くようになった。最初は毎日仕事の後、段々頻度や時間が増え、今では介護休暇を取って仕事を休んで祖父母の家に住み込みだ。家族のいる自宅には帰ってこない。
今年の頭、それがラスト1年となっていた。いくら公務員といえど介護休暇の期限が切れる。
母も常々この住み込み生活を辞めて、仕事に戻りたいと言っていた。

ここでの論点を整理しよう★(あくまでポップにね!ポップに!)
①介護休暇が終わる→母は無職になる。このままではおじさんと同様の無職になってしまう!(プロ無職のおじさんはさておき)
②介護を自宅でするのが間違い→おじさんの自己満。これは完全に自己満。施設に入れるのはわがままが言えない環境でかわいそう、なんだとさ。ちなみに祖父母は施設に反対してない。子供たちに迷惑をかけたくないんだと。すげえまとも。(認知症の祖母が一番まともって何なのよ(ノД`)ハァ)

洗脳力が強いおじさん、多分職種違えば就職できたかもしれないよ(小声)

いやもうさっさと介護を辞めて自宅に帰れば良いのではないか?
そのとおおおおおおおおり、仰る通りでございます~
ただおじさんの洗脳力はすごかった。

日中いつも一緒に過ごす母に対して「この30年間、お前が家を見ない代わりに僕が家を守ってきた(まあ自宅警備員だからね★)。そのせいで祖父母は介護を強いられている。この局面でも自分に介護を押し付けるのか?とのこと。

いーーーやーーー(;´・ω・)⚡
押し付けてるんじゃなくて、それはお前がそうならざるを得ないからそうなっているのであって(無職、独身、子なし、行く当て無だもん)、母のせいではない。何なら母の職歴、結婚、子供3人、家持ち)という状況に憧れて出てきたワードなのではないかとも思える。

最初はおじさんがひどい…母の事を責め立ててきて本当に辛い…とこぼしていた母も住み込みが半年続いた後には「あー、私がねーこれまで仕事して弟に面倒を押し付けてたからー、私がずっと好き勝手に生きてて悪いから~」というようになっていた。(無事に洗脳完了していた)人間というのはこういうものだ。いくら世間的におかしなことであっても、自分以外の考えの人間が周りを囲んでいる時、自分がおかしいと思ってしまうものだ。だから持って行きたい環境が大事なのだ。改めて自分の身を置く環境には気を付けようと思った。

20万やるから娘を実家に連れ戻せというニート

突然の電話。お昼時に母からアポなしの電話なんて珍しい。ただ事じゃないと思ったワイはすぐ取った。(Slackは3秒以内にスタンプを付けるため、誰かスタンプつける係がいると思われていたワイ、いつでもワンコールで電話をキャッチできるという特技がある)

憔悴しきった声の母。挨拶も無く突然流れ出てくる母の声。
母「あのね…おじさんがワイちゃんに伝えろとうるさいから、私はこんなこと言いたくないけど言うね。こんなに介護が大変で、母が家に帰ってこれないというのにワイちゃんは東京で何してるの?仕事もあるかもしれないけど、こんな状況だし帰ってこれない?弟②も一人で家にいてかわいそうなんだ。お母さんはそう思っていないけどおじさんが伝えろってうるさくて…ごめんね。。。」

ワイ「うーん、仕事してるよ…。ワイはいつでも仕事してるよ…。本来のお母さんの役割をワイに求められてるってこと?それは違うんじゃないかな…」
母「そうだよね…仕事もしてるしね…。でね、おじさんは言ってるのいくら払ったら帰ってきてくれるの?って、20万くらいなら出すから家でご飯とか掃除とか洗濯とかしてくれないかな…お母さんの代わりに。」

ワイ (੭ ᐕ))ハニャ????????????????????(10秒沈黙…してたと思うくらい思考停止した)
「え、ガチでマジで失礼じゃね?(急なギャルの登場に自分でもビビった、感情のリミッターを超えた瞬間だった)」

母「そうだよね、ごめんね変なこと言って…仕事頑張ってね」と言って電話は切れた。

え、いや、マジで失礼だよね????
ワイは今27歳、キャリア絶賛形成中のフリーランスで、駆け出しで東京で頑張っている人間に20万あげるから家事をしろだと??正気か??
そんな動きを出来るのはニートだけで、ワイは似てるけど非なるフリーランス。ニートではない。
そして祖父母の20万をあたかも自分のものかのように言ってくるおじさんやべえ。ニートなのに20万あげるからとか言ってくるんだぜ。。。

本来施設に預けて介護をすればよいものをおじさんの被害妄想によって勝手に自宅で介護している状態なのに、母だけでなくワイまで巻き込むつもりなのか!?あの教祖様やべえな。

父と娘による、我が家に母を取り戻そうプロジェクト始動

で、3秒後に父に電話。公務員の父が電話に出るわけが………あった。
なぜ5コール目で電話取れるのか、父。どういう事なんだ。仕事をしてくれ公務員。

父「もしもし~ワイちゃん、珍しいね急に電話なんて、どしたの~?(クソデカボイス、いいのか、父、仕事は?)」
ワイ「え、今ワイ20万で実家に帰れっていわれたんだけど何事?炊事洗濯、家事周りの手伝いをするために実家に帰れって言われてて、お母さんから。」
父の声色が変わった。
父「それは良くないね。どういう事なんだろうね。きっと追い詰められてるんだと思うけどそれは断じて違う。帰ってこなくて良いし、帰ってきてもお前にやることは無い。うん、だってそれお父さんが全部やってるもん」
ワイ「まあそうだよね、、、お母さんどうしたんだ…」
父「多分ほんとに洗脳されてる気がする。凄く心配。」
ワイ「母を介護から引きはがそう。おじさんは頭がおかしい。ちょっと協力してもらいたい」
父「分かった」

こうして父と娘による、我が家に母を取り戻そうプロジェクトは始動した。

ちなみにこの時2022年12月。こんなことをしていたので、noteの更新ができてませんでした(*`・ω・)ゞという盛大な言い訳を置いておきます。

ちょっとでもクスっとできたなら何よりです。 頑張れと私を想ってくださった優しい貴方、サポートしていただけると泣いて喜びます。会社では1人です。