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希少種とエンカウントする、コールセンター業務。

この世にはなかなかやばい方々がいるのをみなさんご存知だろうか。
今日は代表電話を訳もわからず取ってしまったが故に遭遇した奇妙な人間の話をしよう。

入社初日・・
座席表などがある会社でもなく(毎月の入れ替わりが50人規模なのに3人とかあるやべえ会社)やらなければいけないことわからんからとりあえず代表電話でも取っておくか!と意気込んで誰も取りたがらない代表電話を意気揚々と取っていた。

客「おいお前?」
ワイ「はい?お客様?(おいお前?はいご主人様的なやつやりたかったんかな?)」
客「着払いでてめえのところに商品返送したのに返金されてねえんだけどどういうことだよ!」
ワイ「着払いはどちらにされましたか?」
客「あ??てめえんところだよ」
ワイ「(本来解約手続きしないとそりゃ返金処理されないやろ・・・本社は1つ、工場は5つ、さてどこだ・・・)東京の住所に返送されましたか?」
客「袋に書いてあった工場だよ」
ワイ「(1つの商品複数の工場で作ってるから分かんねえな。もういいや)いつ頃ですか?」
客「半年くらい前だよ」
ワイ「承知いたしました。こちらでは分かりかねますのでお客様データと突合いたしますので少々お待ちください」
客「あ?俺高橋だよ高橋。分かれよ」
ワイ「(俺様系?タイプじゃねえな。高橋様という名字のお客様は日本4番目に多く、140万人もいらっしゃいますので)下のお名前もいただいてもよろしいでしょうか?
客「あ?てめえふざけてんのか?」
ワイ「全くふざけておりません。(けど楽しくなってきた!ワイの初仕事💗)お名前フルネームでよろしいでしょうか?」
客「高橋kfeg。。。。。」
ワイ「すみません、お客様、お電話のお声が遠いようでして。。。」
客「あああああっ!?ふざけんじゃねえ。てめえ耳ついてんのか!?」
ここら辺で電話から漏れた怒鳴り声で周りがビビり始める。
ワイ「(嘘だろ、めちゃめちゃに滑舌良いし聞き取りやすい声でるやんけ)ギリギリ耳はついております。ただいま耳ついてんのか?とお客様がおっしゃいました。その滑舌とボリュームでぜひお願いしたいのですが、高橋様のフルネームをお願いします」
客「てめえ高卒か?」
ワイ「(コウソツ????聞き慣れないな、ググろ)パチパチ」
客「聞いてんのか!?(怒)」
ワイ「高卒!!高卒ですね!?私は大学を卒業しておりますっ!!!!(お母さん、お父さんありがとう。私は高卒ではなく、大学の知識は1mmも使ってないけどここで大卒って言えたよ〜〜〜ありがと〜〜感謝〜〜〜)」
客「プツッt…ツーツー」
ワイ「あれ?話途中だよね?」

結局半年前と名字と性別とかかってきた電話番号から特定できたんだが、
作った工場に着払いで送りつけてきたらしい。無記名でそもそも送り主不明。

この世にはお喋りしたくて電話かけてきちゃう奴もいるんだなあ〜と普段の業務ではあまり接さないタイプの方とお話しました。

ちなみに後から聞いた話によると、弊社にはクレーム用の窓口があったらしい。

隣の席のお姉様、このやりとりやってる途中に教えてくれませんかね???(呆)

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