建築とAI
「AI」なるものが巷で話題になり世間に浸透し始めて
当たり前のように毎日のニュースで取り上げられたり
新聞や雑誌、ネットで目にするようになったのは
まだまだ最近な気がしていました。
私みたいなアナログ人間(偏ったデジタル人間でもある)
には遠い世界の話で
どこか関係のないことだと思っていたのですが
「そうではないらしい」と肌で感じ始めているくらい
当たり前に生活に密接し始めている「AI」
やはり一番身近に感じ始めた原因は仕事です。
去年からスタートアップの事業に取り組んでいるのですが
その中で「AI」を使うべきなのではないかという話になりました。
今私が調べている「AI」は
Mid journey というAI画像生成サービス
調べていく中で様々なAI画像サービスがありますが
特に建築に強そうなのがMid journeyだと思っています。
必要に応じたプロンプトを入力すると数秒で外観パース、内観パースが美しい写真の様な画像になって現れてくれるという優れもの。
3DCADで何時間もかけて描いてレンダリングに何時間もかける手間が
数秒で済んでしまう。
最初はそんな都合の良いものが世の中にはびこると建築士の仕事が
減ってしまうのではないか、とか
AIに頼っていると能力が衰えてしまうのではないか、
あとなんだか受け付けない、ただ違和感があり気持ちが悪い・・・
とさえ思っていましたが
食わず嫌いだったようです。
調べれば調べるほど性能の面白さに惹かれています。
最初はプロンプト(文字で指示文を打ち込む)を入力すれば簡単に画像が出てくるんでしょ?
と思っていましたが、そこも違いました。
プロンプトを作成するにしても文章力、センスやコツがいるんですね。
頭が良い「AI」だからこそ細かいニュアンスを汲み取る力が高いので
こちらの指示能力が必須になってきます。
ネット検索もする側の語彙力が無いと求めている検索結果に
なかなか辿り着かないのと一緒ですね。
そしてプロンプトにChatGPTを併用すればより精度が上がるようです。
海外製品なので今現在は日本語での対応には弱く
英語入力の方が深い読み取りをしてくれるようです。
(勉強することがいっぱいです・・・)
こういう世界はスピードが速いので
日本語に強いサービスはすぐでてくるとは思っているのですが。
noteで参考になる記事が沢山出ていてとても助かっております。
他にも「AI」画像生成サービスについて記事を書かれている方は沢山いらっしゃるのですが
上記お二人の内容がとても分かりやすいので建築とAIとは?
と思っている方は是非読んでみてほしいです。
実際作成されたプロンプトと画像付きの説明が書いておりとても分かりやすい内容になっています。
宮下功大さんは日経アーキテクチャーにも建築とAIの特集記事がありました。
私は手で描くパースが得意で、今でもそれが自分の武器だと思っています。
何十年も手で描いてきたので、手描きの温かさに勝るパースはないと思っています。これからもきっとそうです。
手描きをする時は色々な文房具を使います。
使い慣れたペンを使う時もあればたまに新しいペンを買って使ったり
便利な道具があればそちらを試したりもします。
あまり得意ではないけど3DCADでもパースを作ったりもします。
図面を描くのは試験の時以外はCADを使用します。
これまで色んなCADを触ってきました。
ひと昔前の建築業界からしたら、私の仕事の常識でさえ
すごいテクノロジーだな。とびっくりすると思います。
多分そういうことなだけで、新しいツールを使ってみよう。
「AI」とも仲良くすればきっと自分の仕事の幅は広がって楽しくなるんじゃないか。で良いんだな・・・
ということに調べていく中で気づき「AI」に対する嫌悪感と恐怖感が
少なくなりました。
分からないから不安で怖いだけなので知るって大切なことですね。
まだまだ入口に入っただけの新しい世界です。
もっと「建築とAI」を掘り下げていきたいと思います。
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