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そこらへんのクリエイターが貯金1000万超えた話①

いつもは身近な鬱々としたnoteを書いているが、今回は実話を何回かに分けて書こうと思う。仕事は現役なのであまり周囲に迷惑がかからないように伏せたりぼかしたりするが、数字自体は事実ベースで語っていく。

まず自分は美術を独学で好きであったが、大学は普通の4年制文系をストレートで出た。ちなみに高校は都内有数の進学校であり、大学合格の知らせを学年いち早く(推薦制度だったので)職員室に入れた時は先生が溜息を漏らしていた。勉強ができるのと、好きなのは違う。

大学に入ってからデザインや広告に興味を持ち始め、就職は代理店などを夢見た。いま作り手となってわかるが、代理店は花形だがクリエイターとはいえない。クリエイターとは制作側のことで、代理店も制作機能はあるが営業と抱き合わせでしか動かないと考えると(そして自分で自分に賞を与えてやってる)クリエイターとして自立している機能ではないというのが自分の見解だ。異論は認める。自分が見てきた世界はそうだっただけ。

自分は大学4年になって、やる気が全く出ない就活で5社くらい受けて、一般の企業に入ってサラリーをもらう立場で2年過ごした。毎日がルーティン、起床から風呂まで同じ時間で繰り返し、帰り道の大きめな乗り換え駅で買い物をするくらいが娯楽だった。

2年目は、1年目をルーティンとして繰り返す。地獄だった。同僚は実家暮らしで、結婚までには500万貯めたいなと節約していて見上げた物だった。当時の自分は貯金100万貯まったらすごいよな、と思いながら手元の数字は30〜40万を行ったり来たり。ルーティンだから減らないが、入りもルーティンなので増えない。ベアは1年で2000円。自分はこのまま老いるのは嫌だと思って辞めた。

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