牟岐キャリアサポート

徳島県南部の牟岐町で町と学生を繋ぐ中間支援組織です。中高生対する教育支援や関係人口創出…

牟岐キャリアサポート

徳島県南部の牟岐町で町と学生を繋ぐ中間支援組織です。中高生対する教育支援や関係人口創出の取組を行っています。

最近の記事

人と資源を循環させるエコシステム その3

 牟岐町の中心部に、かつてサンダル工場として使われた古いプレハブがある。  牟岐キャリアサポートを設立する際、「街中に拠点をつくれば面白いね」と当時の町担当者と話をしたものの実現には至らなかったが、牟岐町に関わりはじめて7年目にして、このプレハブを個人的にお借りすることができた。前に使っていた方がアトリエ風に改造されていたため、単に古いプレハブではなく趣があったのが気に入った。  今夏はこの場所で滞在することができるよう、トイレ改修(簡易水洗化)、ミーティングルームの整備とエ

    • 人と資源を循環させるエコシステム その2

       「牟岐カレープロジェクト」の次にやること、実は「ハンバーガーの商品開発」なのです。あまりにも安直で陳腐な発想だと思われる方も多いだろう。今回はその経緯について紹介したい。  「ハンバーガーの商品開発」について、2人の若者を抜きに語ることはできない。1人目は、秋田県男鹿市でハンバーガーのフードトラックを始めた修吾。彼との出会いは、2014年のHLAB TOKUSHIMAサマースクール。大学生スタッフとして参加した彼は、サマースクール後も牟岐町の離島(出羽島)で実施したワーク

      • 人と資源を循環させるエコシステム その1

         昨年度は、新型コロナウィルスの感染拡大により、リアルな人の動きが封じられる中で、牟岐町に関わる人と人を繋ぐことを目的に、牟岐町の産物を使ったカレーを調理し、情報を発信する「牟岐カレープロジェクト」を、徳島県南部総合県民局のご支援のもと実施いたしました。  実のところ「牟岐カレープロジェクト」を続けているうちに、コロナの出口が見えてくるだろうと高を括ってました。そのため、「牟岐カレープロジェクト」が好評だったにも関わらず、継続させていく気持ちになれないまま時間が経過してしまい

        • 大学生による「食」の取組み

           牟岐キャリアサポートでは、昨年度、徳島県南部総合県民局の「とくしま政策研究センター事業」を受託し、「消費者教育が地域を変える!~地域課題は次の世代を育てる学びの宝箱~」というタイトルで調査研究業務を行った。その中に、大学生が「食」をテーマとした調査研究が含まれていた。  1つ目は「牟岐カレープロジェクト」。大学生が牟岐町の旬の食材を使ってカレーレシピ開発を行うものである。しかし、食材の旬の時期は牟岐町民であっても若い人はあまり意識していない。スーパーに行けば、通年で同じよ

        人と資源を循環させるエコシステム その3

          ”子どもの居場所”って

           大学生の企画を実証実験するため、春休みに「子どもの居場所」を開設した。僅か4日間であったが運営上の課題と同時に、一緒に事業を立ち上げるメンバー内でも大切にしたいと思うことが違っており、それを確認できたことが何よりの成果だった。  私がイメージする”子ども居場所”は、ドイツ・ミュンヘンの「遊びと教育」に影響されたところが多い。「自由な空間と遊びの可能性を、子どもや若者と働くことの、文化的または教育的側面をつくり出す」という考え方である。これにオンラインによる自立学習+子ども

          ”子どもの居場所”って

          牟岐の未来は見えたか!

           3月21日(日)、牟岐みらい会議が開催された。「3年後、5年後 牟岐町はどうなっているのだろうか。僕たちは何をしているのだろうか。近い未来を創造しよう。」というサブタイトル。牟岐町の未来に向けた若者によるプロジェクトが話し合われることを予想した者が多かったと思う。  しかし、当日は、多くの時間がチームビルディングに割かれ、最後の1時間余りが「牟岐町で何ができたらいいか」という内容のグループワーク、肩透かしを食らった人もいるのではなかろうか。何故そのようになったのか、舞台裏を

          牟岐の未来は見えたか!

          牟岐みらい会議 ~未来創造ワークショップ~ に向け土佐山訪問

           牟岐町出身の15歳から25歳の若者と牟岐町で活動する大学生が、牟岐町の3年、5年後について考える「未来創造ワークショップ」を3月21日に開催する。 「未来」という言葉は、人に希望を抱かせる一方で、現実性のない夢をみさせ、行動を鈍らせる怖い言葉でもある。過疎化が進み、南海トラフ地震も想定されるこの町では、「未来」という言葉は、遠い先のことではなく、具体的にイメージできる近い将来でなければならない。  提案者の中山拓真は、2月21日の若者事例発表会で「5年後、いや2年後3

          牟岐みらい会議 ~未来創造ワークショップ~ に向け土佐山訪問

          牟岐みらい会議若者事例発表会(続報)

          寒暖差や大量の花粉、体調を崩しやすい時期ではあるが、暖かい日差しはウキウキした気分にさせてくれる。 2月21日に開催された「牟岐みらい会議 若者事例発表会」は、牟岐町の明るい未来を予感させるものとなった。 発表者から提出された資料をまとめた冊子は計70ページ余りの分厚さ。これを見るだけで高揚感を覚えた。 予定どおり13時にスタート。会場には枡富町長をはじめ役場や地元の方が集まってくれた。司会進行は、本会議の発案者である中山拓真と小島脩生である。 京都産業大学現代社会学部

          牟岐みらい会議若者事例発表会(続報)

          牟岐みらい会議近づく

          2月21日、牟岐みらい会議若者事例発表会を開催します! 牟岐町で活動する大学、学生団体、個人(学生)から10の発表を予定。 オンライン上の参加者が80人前後、牟岐町の会場に集まる町職員などを含めると100人規模。 7年前の2月、HLABのサマースクール開催準備のため、運営メンバーが初めて牟岐町を訪れた。 そしてサマースクールの開催、ひとつむぎの誕生。多くの大学が牟岐町で活動するようになり、コロナ禍でも途絶えることはなかった。 牟岐みらい会議の発案者2人は、中学時代にひ

          牟岐みらい会議近づく

          牟岐みらい会議開催決定!

          「年が明けたらコロナは収束に向かうのでは」 根拠のない期待を持ちながら過ごした2020年の後半 2021年になっても感染が収まらず、2度目の緊急事態宣言が発令された 牟岐町では成人式も延期となった・・。 こうした中、牟岐町の新成人2人が 若者が未来について語り合える場をつくろうと立ち上がった 町長に「牟岐みらい会議」開催したいと提案、開催が決定した 高校がない牟岐町 子どもたちは中学校を卒業すると地元との関わりが薄れていく 中には、こんな田舎には住めないと外に飛び出す者も

          牟岐みらい会議開催決定!