牟岐みらい会議 ~未来創造ワークショップ~ に向け土佐山訪問
牟岐町出身の15歳から25歳の若者と牟岐町で活動する大学生が、牟岐町の3年、5年後について考える「未来創造ワークショップ」を3月21日に開催する。
「未来」という言葉は、人に希望を抱かせる一方で、現実性のない夢をみさせ、行動を鈍らせる怖い言葉でもある。過疎化が進み、南海トラフ地震も想定されるこの町では、「未来」という言葉は、遠い先のことではなく、具体的にイメージできる近い将来でなければならない。
提案者の中山拓真は、2月21日の若者事例発表会で「5年後、いや2年後3年後といった近い未来を考える。」と、牟岐みらい会議における「未来」を定義づけた。しかしながら、中山自身、3月21日の「未来創造ワークショップ」について、「仲間がともに語り合える場」以上の想像ができず、会議終了時の理想状態は霧に包まれた状態であった。
3月3日、未来創造ワークショップのファシリテーターであるNPO法人土佐山アカデミーの吉冨慎作さんとの打ち合わせのため、高知市土佐山へ。牟岐町から室戸経由で3時間少々のドライブ、中山にとって久しぶりの県外出張であった。
土佐山アカデミーに到着後、直ちに打ち合わせ開始。スタート直後から、中山は「よそ者大学生=小さな大学」「牟岐町の若者」「牟岐町民」の関係性が整理できない。「牟岐みらい会議」が、「イベントの名称」なのか「組織名」なのか、はたまた「運営(コア)メンバー」なのか言葉の定義が曖昧で、自ら発した言葉によって混乱してしまう。
こうしたことを繰り返しつつも、「未来創造ワークショップ」の目的が、漠然としたアイデアを出すのではなく、「牟岐みらい会議という場の必要性を認識し、その可能性を共有することである」ということに気づき始める。吉冨さんとの打ち合わせが終わる頃には太陽が西に傾き、眩しい西日に向かっての記念撮影となった。
3月21日は、9時30分から16時までの長丁場である。何が起こるか予想できないことが不安でもあり、楽しみでもある。
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