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人と資源を循環させるエコシステム その1

 昨年度は、新型コロナウィルスの感染拡大により、リアルな人の動きが封じられる中で、牟岐町に関わる人と人を繋ぐことを目的に、牟岐町の産物を使ったカレーを調理し、情報を発信する「牟岐カレープロジェクト」を、徳島県南部総合県民局のご支援のもと実施いたしました。
 実のところ「牟岐カレープロジェクト」を続けているうちに、コロナの出口が見えてくるだろうと高を括ってました。そのため、「牟岐カレープロジェクト」が好評だったにも関わらず、継続させていく気持ちになれないまま時間が経過してしまいました。
 しかし、コロナとの共存を受け入れる過程で、「牟岐カレープロジェクト」を発展させた新たな取組をやりたいと思うようになりました。

 「人流を抑制すること」がコロナ感染対策にとって有効であることに異論ありません。しかし、そのことは、人の心を内向きにさせ、都市部と地方との意識格差を生んでいるのも事実です。難しい課題ではありますが、コロナ禍においても人(多様な考え方、捉え方)を循環させなければならないと感じます。そのうえで、SDGsの視点を取り入れながら、地域の資源を循環させる工夫が必要です。人そのものが資源としても位置づけられるでしょう。

 そこで、「人と資源を循環させるエコシステム」をキーワードに、牟岐町を含む複数の地域で活動する若者に参画してもらい(人の循環)、これまで注目されることが少なかった食材など、牟岐町の資源を掘り起こすこと(資源の循環)に挑戦したと思います。
 このことは、牟岐町が取り組んできた「若者関係人口」の取組みの延長線上にありますが、「関係人口=牟岐町を訪問、活動した人」といった現象面ではなく、対面、オンラインを問わず牟岐町との接点の多さ、想いの強さという点により重きたい、そして、人と資源が循環することで生まれるナラティブを拾い上げ、発信したいと考えます。 

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 抽象的な表現に終始してしましたが、次回以降の投稿では、具体的な内容を紹介していきます。


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