読書感想文の話

どうも、私です。

今日は「読書感想文の話」をします。

お付き合い下さい。

チラッと話したかもしれないけど、私は読書感想文の宿題が1番好きで、
「夏休み・冬休みの宿題はこれだけでいい!」
とずっと願っていたくらい好きだった。
しかも、
「課題図書に指定された本で、読書感想文はなるべく書かない」
という謎のこだわりがあって、課題図書を読んだのは学生時代を通して1、2回あるかないかくらいだった。

それくらい好きな、読書感想文の宿題で私はある勘違いをしたことがある。

小学生のある夏休み。
『原稿用紙3枚分の読書感想文を書いて提出』
という宿題が出た。先生は、
「1冊の本を読んで、原稿用紙3枚分」
というニュアンスで言ったのに、私は聞き逃したせいで、
「1冊につき、1枚か」
と壮大な勘違いを発動させて、3冊読むという暴挙に出た。


先生に確認せぇよ。


という話だし、今でもそう思うけど、当時の私は「3冊読んで、感想文を書くぞ」スイッチが入ってしまっていたので、ウキウキで本を3冊選び、読んだのだが、いざ感想文を書き始めると1冊で、400字に纏めるのは思いの外難しく、それを3冊分するのかと考えると目眩がしそうだった。
(私の勘違いなので、完全なる自己責任である)

そして、登校日。

クラスメート「読書感想文、大変じゃなかった?」

私「キツかった。3冊だもん」

クラスメート「は?」

私「え?」

クラスメート「1冊でしょ」

私「3冊でしょ」

クラスメート「何で?」

私「何でって、何で?」

噛み合わないコミュニケーションの末、私はようやく自分の勘違いに気づき、慌てて先生に報告した。

私「読書感想文なんですけど」

先生「書けなかったの?」

私「書いたんですけど、1冊につき1枚ずつ書いちゃいました」

先生「…え?」

私「ええ」

提出した原稿用紙3枚には、3冊の本の感想文。
先生は、斜め上すぎる私の読書感想文を見て、呆気に取られていた。

私「…なんか、すみません」

先生「…なんか、ごめんね」

その後、その読書感想文はなかったことにはされずにきちんと評価されて返却された。
3冊読んだから云々のような加点や減点は、特になかったように思うが、この件に関しては私が原因なので平等な評価を受けて逆に良かったと当時ホッとした覚えがある。


みんな、先生の話はちゃんと聞こうね。



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