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詩「四葉のクローバー」


「四葉を探そう!」
そう言いだした君と共に
僕は野原へ向かった

案の定なかなか見つからなくって
僕はすぐに不平不満を垂れた
だけど君は「あきらめない!」と
探し続けるから
僕も探すしかない

無数にあるたくさんの四葉をにらみながら
僕と君はしりとりをした
山手線ゲームをした
学校での話をした
見つからないのに
君はなぜか上機嫌
気が付けば空が赤く染まりだした

もう帰るか
そう切り出そうとしたとき
僕の目に四枚の葉がついたクローバー
僕はそれを摘み取って
君に見せた
とうとう見つかったよ!
やったね!と

だけど君は「そっか」と
少し寂しそう
あれだけ欲しがっていたのに
必死に探していたのに
君は言った
「もう願いは叶ったから」






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