見出し画像

ヤクザと家族 The Family

ヤクザと家族 The Family
 監督・脚本/藤井道人
 配給/スターサンズ・KADOKAWA
 136分


スキャンした書類-9

感想
クレジットの書体や、手持ちカメラの動く映像でヤクザ映画を見ているという充実感がたかまる。リアルは知らないけど、今まで映画でみた事のあるリアルなヤクザだらけだった。20年くらい前は、刺青を入れたヤクザが堂々と入れる銭湯があったのか、本当に。
柴崎組に残った組員は悪い人に思えなくて、同情してしまった。今後別の映画でも組員役の俳優を見ると、あのヤクザの人だ、と考えてしまうと思う。でもこれが現実の生活の中で出会うと考えると、それはもう大変だろう。
頼れる家族もなく娘を一人で育てた由香さんも、その娘も、ヤクザを辞めた細野も被害者になって欲しくなかった。理不尽すぎる。
そして今まで見てきたヤクザ映画と同じく、最後はみんな死んでしまった。

もっともっと、いろいろな舘ひろしと岩松了がみたい。

あらすじ
1990年、賢治は覚醒剤中毒の父を亡くしてしまう。父へ覚醒剤を売っていたヤクザともめた賢治は、友人の細野や大原とともに俠葉会の組員に拉致されてしまう。臓器売買の船に乗せられ出航する寸前に、ポケットから出て来た柴崎組組長の名刺のおかげで解放される。柴崎は、家族を亡くし孤独だった賢治に「ケン坊、行くとこはあるのか?」と声をかける。柴崎や他の組員に心を許した賢治は、柴崎組の組員となる。
数年後、体に刺青を入れた賢治は、細野や大原とともに立派なヤクザに成長していた。そんな時、長年対立している侠葉会の川山とトラブルを起こす。この時、学生でホステスをしていた由香に出会い、お互いの孤独を確認し惹かれていく。賢治と川山のトラブルが元となり、柴崎組と侠葉会は対立し、大原が亡くなってしまう。大原のために柴崎組のために、服役を決意する賢治。
14年後出所した賢治は、変わってしまったヤクザの世界を抜け、再開した由香と服役中に生まれていた娘と共に、やり直す決意をするが、、、

2021.2

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?