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「個性にあわした働き方」という考えからこぼれ落ちてしまいがちなもの

こんにちは、健康診断当日の朝に検尿取り忘れて検尿チャージをしたのにも関わらず、また取り忘れて再度検尿チャージをしたムーディです。朝一じゃないけど大丈夫やったんかなぁ。

※検尿チャージ・・・ひたすら水飲むこと

週1note vol.6 5週目。あと2週!


▼みんなのも見てね!

▼「多様な人を巻き込む場づくりとは?」というテーマでイベントします!


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1,「個性にあわせた働き方をしよう」と言う人が多いね!

自分らしく働く。

自分らしい働き方。

個性にあわした仕事。働き方。

私のSNSではそんなワードを使う人をよく見かける。

自分に合った仕事。

絵が好きな人は絵を描くことを仕事にする。

人に教えるのが得意な人は教えることを仕事にする。


このように「好き」「得意」を仕事に当てはめる。

SNSの投稿を見ているとこのようなことが「個性にあわせた働き方」と言われている気がする。

そんな私も実は常に自分らしい働き方を模索している人で、何が好きなんだろう?何が得意なんだろう?ということを模索したりしなかったり。

気になるよねー。だって、人生の大半を「働く」が占めているんだもん。


突然ですが、そんな私は障害者福祉の仕事をしています。が、介護ではない。

▲過去にも書いてた。

そう、私は就労継続支援A型B型と言われる事業所で働いている。

簡単に言うと福祉的就労という場、

もっと簡単に言うなら一般就労が難しい障害者の「働く」場でソーシャルワーカとして働いてる。(難しいといっても障害者の能力が足りないということでは一概になく、一般就労の環境が整っていないが故に働けない人もいたり)

そこには精神障害者、前noteに投稿した統合失調症の人が半数ほど、

他には知的障害者(IQが一般より低かったりして認知能力の発達が全般的に遅れた水準にとどまっている状態の人)や発達障害者、聴覚障害者など様々な人が働いている。


そのような様々な障害(度合いも含め)がある人に、それぞれあった働き方を常に一緒に考え続けるのが私の仕事になっている。

つまり、日頃から個性にあわせた働き方を常に考え続ける、問い続けることをしているとも言える。



「障害者って絵が独創的で芸術家に向いているんでしょ?!」

「障害者って1つのことすごい集中できる仕事があうみたいだね!」

「障害者って真面目に働くんでしょ?!」

そんなことをたまに耳をする。そんなことを聞くと

「障害者あるなし関係なく絵が独創的な人もいるし、独創的じゃない人もいる。障害あるなし関係なく1つのこと集中できる人もいればできない人もいる。障害あるなし関係なく真面目な人もいるし不真面目な人もいる」

と答えてしまう私だが。今回はそれは置いておいて。

これらの発言から読み取れるのは、「障害者にあわせた働き方=障害者特有の強みを活かした働き方」という認識が世間にはあるということだ。

冒頭の「好き」「得意」を仕事に当てはめるという「個性にあわせた働き方」と同意義なのかもしれない。


しかし、この世間一般的に言われる「個性にあわせた働き方」にはこぼれ落ちてしまいがちで、「個性にあわせた働き方」を考える上では外せないものがある。

それは「時間」だ。


2,「個性にあわせた働き方」を推奨するには「時間」の概念は不可欠

Time is money.

時間は金なり、という言葉は有名。時間は貴重だよ、という言い方もできるがこの言葉には時間を切り売りする(つまり自分の労働力を売る)ことでお金を得るというメッセージも含まれている。

「Time is money」はまさに今の資本主義社会を現わしている言葉とも言うことができる。

そんな時間を切り売りしてお金を得る社会で劣勢に置かれる人たちはどういう人たちか。それは安定して時間を売ることができない人たちである。

代表的なのは精神障害者や子育てをする親だ。

精神障害者は身体的、知的ハンディはない。手も足も動くし、認知能力も健常者と遜色ない。ただ、突然調子を崩してしまったりして安定して働けない、言い換えれば安定して時間を提供できないというハンディがあったりする。

これは10年安定して働けていた人が突然調子を崩して働けなくなってしまったり、不定期で調子を崩したりと本人も予測がつかずに調子を崩して働けなくなってしまうことがある。本人でコントロールしていくのは至難の業だ。

故に「週5日8時間働く」という日本の労働からはこぼれ落ちてしまう。事実時間にハンディを持つ精神障害者は身体障害者や知的障害者と比べて一般企業で採用される率はダントツで低い。

子育てをする親も同様。シングルマザーやシングルファザーなら尚更。赤ちゃんの世話、子育てしながら働ける場は日本にはまだまだ少なく、「週5日8時間働く」という日本の労働からこぼれ落ちてしまう。

みんなが知るような大手企業が女性に対して「入社して子どもをすぐ産むようなら採用しない」という発言をしたとの話を最近身近に聞いた。

このことからも一般企業で求められるものとして「安定して時間を提供できること」は大きな割合を占めるのは間違いない事実かもしれない。

3,あなたは個性にあわした時間の使い方をした労働ができていますか?


「俺、精神障害者じゃないから関係ないわ」

「子どもいないし結婚してないから関係ない」

と思う人もいるかもしれない。

しかし、現社会では精神障害者でなくとも、子育てをする親でなくとも、「時間」という概念がこぼれ落ちてしまっている現象がある。

それはズバリ、今世の中で大ブームな「ブラック企業」だ。

長時間労働、サービス残業、、、

「時間を切り売りしてお金を得る」という資本主義の理論を超越して、明らかにあなたの個性にあわした時間の働き方ではない労働が提供されている現状にある。

今一度、私たちは「時間」を考慮した「個性にあわした働き方」を再検討しないといけない時期に来ている。

よく言われる「個性にあわせた働き方」を誰もがかなえていくためには、「好き」「得意」だけでなく、「時間」のことをしっかり考えていかなければならない。

それは「時間」への配慮になるか。それとも時間を超越する新たな働き方か。私たちには新たなアイデアの模索だったり、「働く」の問い直しが必要なのかも知れない。

ただ、あえて私は「福祉実践者」という肩書きがあるから福祉からの視点で言う。

個人にあわせた働き方がしたいなら、福祉の拡充を考えよう。

「え、何を言い出すのおっさん」

「無理矢理福祉に結びつけるなよ」

と思ったあなた、来週のnote必見です!次号最終回!!

それでは今日はここらでグッバイオンザビーチ!!!


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今週のポエムコーナー


なんかサザエさんのじゃんけんコーナーみたいのやりたくて思いつきで初めたこのコーナー。


実は私は高校時代にくさいポエムを書いて全世界に発信していた黒歴史を持ちます。(詳細は以下のnote) 


今回は「月曜日」「防災」「波打ち際」の3つのお題をいただいたので、この3つを掲載!

「月曜日」 サザエさん症候群だった私の上に光が差しはじめたのは新学期の席替えがきっかけだった。
「防災」 完璧な防災などない。恋という名のハリケーンは防げないのだから。
「波打ち際」 傷つきたくないから。怖いから。そんな理由で波打ち際に立っていた。波は来て、そして去って行くときに私は砂の中に沈んでいく。夏の終わりと共に告げる青春の閉幕。

「防災」のポエム書いているときが今まで至上最強に鳥肌たった(笑)

次回でラスト!!!



次回のお題も募集中!!
※ポエムのお題投げてくれたら次回書きます。なかったらなかったで勝手に書きます。
以下のお題の条件さえ満たしていればなんでもオッケー!

・単語 ・固有名詞でないもの(人名や地名などNG) ・数詞もダメ

【いい例】
眼鏡、リンゴ、観覧車、壁など
【悪い例】
ムーディ勝山、ディズニーランド、ギャッツビー、25など
お題投げてくれる方はコメント欄までお願いします!
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★投稿者関連ページ★
■Twitterはじめました!
2020年に入ってから、Twitterを始めました!学生時代ぶりのTwitterなのと、どう使うかは少し定まってませんが、繋がりましょう!

#週1note #働き方 #個性 #障害者 #時間 #仕事













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