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【読書メモ】「謎」の進学校 麻布の教え

お疲れ様!今日は「「謎」の進学校 麻布の教え」という本について!



以前武蔵についての本も投稿しているよ。今回は麻布です。


麻生と言えば、文化祭がど派手だったり、変人奇人が多いイメージがあるよね(笑)

進学実績はアピールしない


中高の説明会の時に、麻布では進学実績のことを親に使えないらしい。たいていの学校では、どのくらいの成績の子がどのくらいの大学に入ったかを、親に伝えるらしいんだよね。
でも、麻布は大学に入るための学校ではない、という方針を貫いている。ふたばも似てるよね。
それに、不満を持つ親も多いみたいなんだけど、なんか一生懸命受験してせっかく私立の中高に入るのに、大学ばかり見据えているのもなんだかもったいないなぁと私は思う。進学実績にしない方針好きだな。
それでも、東大に何も入っているんだけどね…!

教師の力量が問われる


麻布には校則がない。授業中に麻雀をしたり、別のクラスの体育の授業に出る、なんてこともしばしば。
だからこそ、本当に子供たちの知的好奇心を刺激するような授業しないと、子供たちを全く聞いてくれない。
先生のインタビューもいろいろ出てきたんだけど、すごい試行錯誤してられて刺激になったよ!

自由に生きよ


麻布が生徒達に伝えているメッセージは、ズバリ「自由に生きよ」と言うこと。
自由に生きよって言われたことがあるようであまり言われたことがない気がする。〇〇したほうがいいとか、〇〇しちゃいけないとか、そんな事はいろいろ言われてきた気がするけどね。
自由であることって、実は楽じゃない。自分自身の発言とか考えに責任を持つ事でもあるし、真に自立するって事でもあるよね。ガチガチのルールがあって、その中で責任持たずに生きていくほうが楽かもしれない。
でも麻布では徹底的に「自由に生きる」ことを伝えている。だからこそ、ちょっと変人と言われるような、わが道を行く卒業生が多いのかなあなんて思う。

教師の立場からすると、正直、生徒に自由にされたら困る。自由に振る舞うな、他人に迷惑をかけないようにしろ、なんて事は学校の先生なら誰しも言ったことがあると思う。
自由を認めながらも、子供たちの興味を駆り立てる授業、どんな授業か是非受けてみたい!
自由を認めるっていうのは、先生たちの覚悟と努力なしには成り立たないよね。


10年位の前の本だけど、麻布の志願者が少し減っているということが書いてあった(今はどうかわからないけどね)。麻布みたいな校風が、ちょっと時代に合わなくなっちゃってる面もあるのかもしれない。安定志向みたいな親からしたら、あまり入れたくない学校なのかもね。
なんだかそれも寂しい。麻布には麻布のカラーを貫いてほしいな! まる

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