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【読書メモ】天才たちの未来予測図 前編

お疲れ様!
今日は天才たちの未来予想図について。
私が大好きな人たちがたくさん出てました。アマゾンに勧められた(笑)好みをよまれてる(笑)

4人の方のお話が載っているんだけど、そのうち前半の成田悠輔さんと斉藤幸平さんについて。この2人の方の本は、以前何度か投稿したよ!

成田さんは、イエール大学の教授の方で、斉藤幸平さんはマルクスの考えを現代に広めようとしてる方。お二人ともそこまで自分と歳が離れてないっていうのが、なんかおじいさんの学者の方の話を聞くのとは、ちょっと違う面白さがある気がする。
自分とほぼ同じような年数生きているのに、こんな考えをするのかーと驚きと尊敬。

不安をあおられて幸せか?


斉藤幸平さんは、資本主義を否定して、脱成長を訴えている。
資本主義でいろいろな商品が手に入ると、幸せになっているように、私たちは感じている(感じさせられている)。でもよくよく考えると、なぜ私たちはその商品を買うんだろう?
どうしても必要で買うものも、もちろんあるんだけど、不安をあおられて買っているものも多い。不安をあおられたり、欲望を駆り立てられたり。資本主義になることで、私たちは豊かになって幸せになるはずなのに、誰かの不安を煽って、欲望を煽って、商売が行われる。確かに、そんな側面もあるなと思った。
教育も同じ。将来勉強しないと、学歴がないと大変だよ、みたいな不安を煽るビジネスになっているところがある。それはどうなんだろうって思ってしまう。ビジネスにしていなくとも、教師としてどこか将来の不安を煽って勉強させてしまうようなところがある。何か少し見直せないものかと思った。

贅沢かどうかは誰が決めるの?


斉藤さんはとっても好きなんだけど、ちょっと疑問も残る。例えば、プライベートジェットに乗りまくることが、環境に悪い、贅沢だというのは9割型の人が賛成するんじゃないかと思う。
ただ牛肉を食べることに関してはどうだろう?
牛を育てるために、すごく二酸化炭素が排出されていて、環境に悪いという話は聞いたことあるけれど、じゃあ贅沢だからといって止められる?
斉藤さん、この本の編集の方とご飯に行く約束をしたらしいんだけど、その時に「牛肉以外でお願いします」とお願いしたらしいの。徹底してるよね。
結局魚を食べに行くことになったらしいのね。食事会の中で、温泉の話が出て、温泉いいですねってなって、斉藤さんはその後温泉旅行に行ったらしい。牛肉は駄目だけど、魚と温泉旅行はいいんだ?って正直思ってしまった。
別に斉藤さんを否定してるわけではないんだけどね。魚も温泉も全然いいと思う!私たちが生活する上で、多少環境に負荷をかけるのは、仕方のない部分がある。でも、どの位負荷をかけると、それが贅沢だ、行き過ぎだとなるのかは、人によって感覚が違う。すごく難しいよね。何が贅沢で何が贅沢じゃないかという議論は、結構不毛になってしまうんじゃないかなぁなんて思った。

意味のないことに精を出せ!


ここからは成田さんの話。
成田さんは、公園で何か謎のことをしてるおじさんみたいなのが1番理想と言う(笑)まぁ成田さん自身、つかみどころのない方で、不思議君な人よね。すごい好きだけどね。

「中途半端に賢い人の仮説はやばい」というのが結構響いたな。
中途半端に賢い人が思いつくようなことっていうのは、これから機械やAIにとって変わられてしまうだろうと。意味がわからないこと、意味のない事みたいなもののほうが、これから人間が生み出す価値が上がっていくかもしれないよね。
遊びとか趣味の価値が、これからより高まっているなーって感じます。

明日は後半投稿します!では!まる


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