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【読書メモ】最高のコーチは教えない

お疲れ様!
今日は吉井理人さんの「最高のコーチは教えない」について。



著者の吉井さん、元プロ野球選手なのは有名だと思うんだけど、現役引退後は日ハムのコーチをしていたらしいのね。で、(読み終わった後に調べたら)なんと、この秋からロッテの新監督に就任してるの!
日本の野球コーチと言うと、自分の現役時代の感覚を選手に押し付ける…みたいなやり方が主流だったらしいんだけど、それに吉井さんはずっと疑問を感じていたらしいんだよね。それで、大学院でコーチングの理論を学んで、実践したらしいの
そこで学んだコーチングについて書かれていたのが本書でした。

1本人だけでなく周りに様子を聞く


吉井さんの目指すコーチは、カウンセラーに近いような気がした。選手が何を考えているのかをコミニケーションの中で聴く、そして自分の口から「こうやってみたい」と言わせる。そして「じゃあやってみ〜」みたいに促していく。
これは、いろんな本で書かれていることだなぁと思ったんだけど、本人の言っていることだけではなくて、周りの人からの情報集める、というポイントは、なるほどと思いました。
自分で自分のことってなかなか把握するのって難しいじゃない?だから本人からの話ばっかり聞いていると、その情報ってどうしてもバイアスがかかってしまうんだよね。だから、本人とコミニケーションとるのも大事なんだけど、その選手と関わりのある人をもっと巻き込んで様子を聞いてみる、のも大事なのかなと思った。
例えば、私は仕事上、いろいろ行動が気になる生徒がいるんだけも、もちろん生徒と直接コミュニケーションを取るのも大事なんだけど、それだけだとなかなか見えてこないものもあるかなぁと思った。もっと担任に様子を聞いたりとか、他の専科の先生に様子を聞いたりとか、もう少し情報収集をしようって改めて思ったよ!

むちも、ちょっと困った部下がいたら、部下の別の顔を知るのも大事なのかなぁって。なかなか仕事だと難しいけど、前に部署の人に話をもっと聞いてみるとか、何か会社内のサークルでその部下と一緒の人に話を聞いてみるとか、自分以外の視点もっといろんな視点を入れていくと、もっと相手のことを理解できるのかもしれない!

2コーチングには段階がある


まぁ当たり前なんだけど、万人に共通するコーチングなんてものはなくて。
野球選手だって、ルーキーから、大ベテランまで、実力もまちまちだし、人間力もまちまち。
ダルビッシュの例がよく出てきたんだけど、ダルビッシュはもう自分で自分のやるべきことを把握してるし自分で反省して改善して…てことができるらしいのね。だから、ほぼコーチいらず、みたいな状態らしいの。
そんな選手もいれば、お酒をたくさん飲んだり遅刻をしたり、自己管理すらできない選手もいる。
だから、なかなか自己管理ができないような選手には、ある程度コーチの考えを多少押し付けるような場面があっても仕方がない。とりあえずやってみろ!みたいに。
でも、とりあえずやってみろ!の状態では本当の成長は望めない。だから、自分で考えて行動できるようになるように、あえて助言をしないで「待つ」コーチングが必要なこともある。
相手がどの段階にいるのか、見極める力をつけたいよね。

読み終わってから、ロッテの新監督になったという話を聞いて、とっても来年のロッテになった!注目したいと思います!
ではでは!まる

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