この1年ほど、坂爪圭吾さんの書く文章にハマっている。
あつさ、まっすぐさ、怒りについて、どーんと心に響いてくる。
まさに私の心は冷えていた。
嫌なことがあったときにも怒りは湧いてこず、
悲しみ(被害者意識に近いもの)や、
諦め(少し格好つけたように「手放し」)ばかり体験していた。
そこから瞑想やNVC(非暴力コミュニケーション)を体験して、
(なんだか不自然な)
受容・寛容さ・相手への理解 みたいな質がしみついて、
私の中のバランスがかなり偏った。
なんか変だぞ
なんか嘘っぽいぞ
なんか嫌に辛気臭いぞ
とおもっていた2021年。
インプロのワークショップのなかでの体験や、
屋久島、阿蘇で出会った人や自然(主に滝)との関わりの中で
なにかが爆発した。
怒りとか、攻撃的な質とか、自分中心な感じとか、
今まで自分に欠けていたもの。そして、頭の中では嫌悪し、遠ざけ、閉じ込めていたものが現れた。
ようやく自分の中の全体に会えたような感じがした。
坂爪さんの言葉は、
その抑圧されやすい熱を思い出させて、鼓舞してくれる。
「怒り」をもっと歓迎したい最近。
清水 友邦さんの書く文章もまたおもしろい。
もうすこし論理的な表現で、
泣くことや感情の解放が心身にどんな影響を及ぼすのか、心身と意識の関係などを書いている。