一人のEMC生の想いが全国をつなぐ。「あの夏を取り戻せ 全国元高校球児野球大会」開催レポート
武蔵野大学アントレプレナーシップ学部（武蔵野EMC）のnoteでも度々取り上げてきた「あの夏を取り戻せ 全国元高校球児野球大会」が、2023年11月29日（水）から12月1日（金）にかけて、無事に開催されました。
大会は、11月29日に甲子園球場にて、参加校のシートノック、入場行進、そして全チームを代表して「佐久長聖 対 松山聖陵」「関大北陽 対 倉吉東」の2試合が開催されました。
その後、夜は神戸ポートピアホテルに会場を移し「あの夏世代同窓会」として大交流会を開催しました。
11月30日と12月1日には、兵庫県内の全5球場に散らばって、交流戦全20試合を開催しました。
■始まりは、たった一人の「想い」だった
2020年の夏。世界的な新型コロナウイルス感染拡大に伴い、戦後初めて全国高等学校野球選手権大会が突如中止となりました。
甲子園を目指して、子どもの頃から野球に人生をかけてきた学生たちにとっては、言葉にならない喪失感を刻み込まれた瞬間でした。
EMCにも、当時高校3年生で、高校最後の夏に全力を賭けていた元高校球児がいました。それが今回の大会の発起人である大武優斗さんです。
「このままでは甲子園が無くなった悔しさを一生引きずってしまう。それは自分だけでなく、甲子園という大舞台で活躍の機会を失った多くの野球仲間も同じだ。」と考えて、「あの夏を取り戻せ 全国元高校球児野球大会」という一大プロジェクトをスタートさせました。
始まりは、無名の学生による、小さな一歩でした。
その一歩に、ともに夢を追う仲間たちが伴走し、全国の元球児たちが繋がり、そして熱狂は全国に広がりました。
まだまだご紹介したいシーン、ご紹介したい方々がたくさんいますが、ここではとても書ききれません。たくさんの方々が、それぞれの想いを胸に、本プロジェクトに携わりました。
その始まりは、たった一人の「想い」です。
EMCには「人の夢を笑わない」という文化があります。
あなたはもし、目の前の無名の個人に「失われた甲子園を自分たちの手で取り戻したい」と言われたら、どう反応しますか？
私たちEMCは、これからも、個人の想いを何よりも大切にし、その想いをともに応援し、支え合い、世界をより素晴らしく、豊かで、幸せに溢れるものにしていきます。
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