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【ゼミレポート】地方創生ゼミ合宿 in 愛知県岡崎市(秋元ゼミ)

こんにちは! 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)1期生の阿部拳太です。
今回は「地方創生」がテーマの秋元ゼミが愛知県岡崎市で行った1泊2日の合宿について紹介させていただきます!

秋元ゼミについては、下記の記事もご覧ください。

■1日目! 約700年前から現在まで続く八丁味噌の蔵を見学

初日の午前中は、創業約700年の歴史を誇る、まるや八丁味噌に見学に行きました。創業は、なんと延元2年(西暦1337年)。日本を代表する老舗企業のひとつです。
まずは、八丁味噌について教えていただきました。八丁味噌とは、岡崎城の西に八丁(870m)行ったところにあった「八丁村」が由来だと知りました。

八丁味噌に関する基礎知識を学んだあとは、実際に八丁味噌を醸造している蔵を見学しました。入った瞬間から漂う芳醇な味噌の香り。そして、自分の身長の3倍はあろうかという大きな樽の存在感に圧倒されました。

最後に、八丁味噌を試食しました。口当たりのよい濃厚なコクと、微かに感じる味噌の辛味と酸味を味わいました。食べてみて最も驚きだったことは、まさかのバニラアイスとの相性がいいことでした。アイスの甘みと赤味噌のコクの相乗効果で、今までに感じたことのないようなおいしさでした。

巨大な味噌樽が並ぶ蔵の様子

■現役高校生のプレゼン 〜若者に必要なキャッシュレス化とは〜

八丁味噌を堪能した後は、岡崎商業高校に向かいました。
金融教育研究指定校である岡崎商業高校(通称:岡商)は「正しい金融リテラシーを身に付ける」というテーマを掲げて取り組みを行っています。実は、秋元ゼミのメンバーはこの取り組みのメンターを仰せつかっていました。具体的には、2022年10月から12月までの約3ヶ月間、岡崎商業高校の学生とオンラインでつながって「どうしたら高校生にキャッシュレス化が浸透するか?」「今の高校生が抱えるキャッシュレスの問題点と解決策は何か?」について議論をしてきました。

この集大成ともいうべき「高校生×キャッシュレス化」のプレゼン大会が、この日、開催されたのです。実際に現地に訪れて見学させていただきました。

特に印象的だったことは、高校生でもPayPayやクレジットカードについて抵抗感を感じていたことです。「仕組みが複雑そう」「なんだか怖い」という感情が払拭できず、十分な理解が得られないまま使用しているのではないかと感じました。そのため、私たち大学生や学校が実際に高校生の悩みを聞き、一緒に考えていくことで、お金の正しい使い方学ぶ重要性に気づきました。
高校生たちのプレゼンはスライドも見やすく、ステージの上でも堂々と話しており、私たち大学生も負けていられないと感じました!

岡商の仲間たちと集合写真

■岡崎市長の中根康浩さんとご対面

プレゼン大会のあとは岡崎市役所に行き、岡崎市長の中根康浩さんにお会いしました。
岡崎市についてご説明いただいた後に、地方創生に取り組む秋元ゼミの学生が今抱えている悩みや質問などを共有させていただきました!
その中で、中根さんが仰っていた「岡崎市は自動車産業に頼りきりになっているので、そこからさらに派生して新たな産業が誕生すれば、岡崎市はさらに成長できる」という言葉が心に残りました。今まで、得意な産業を伸ばし、それを太くしていくことで、財政の基盤作りや名産品の創出につながると思っていたのですが、逆に依存しすぎても産業が成長しないと気づき、とても衝撃的でした。
私たち秋元ゼミは、今回いただいた大変貴重なお話を自分のフィールドや活動に活かしていきたいです!

中根康浩市長と意見交換をさせていただきました!

■2日目! 秋元さんの代名詞! 「オカビズ」とは?

2日目はまず、ゼミ担当講師の秋元さんの職場である岡崎ビジネスサポートセンター OKa-Biz(オカビズ)に見学に行きました!
オカビズに行くのは初めてで、とても緊張しました(笑)
ですが、秋元さんがオカビズの組織風土や、どんな方が働いていて、どういう相談が来るのかなどをわかりやすく説明してくれたので、とても楽しく学ぶことができました!
これまでに受けた相談の内容や商品のビフォーアフターについて知り、物を見る角度やパッケージのデザイン、ラベルに記載する文字表現の大切さを学びました。

秋元さんの発想術は日頃の観察からきているそうで、コンビニに行った時は商品の陳列、新商品のパッケージ、取り扱っているものについて深く観察して考えるそうです。
また、日々の習慣としてインプットの時間も大切にしていて、新聞やネットニュースからアイデアの着想を得ていると知り、私も日常の細かい点に目を向けて生活していきたいと思いました!

ゼミ担当講師の秋元 祥治さん

■スノーピークビジネスソリューションズ代表の村瀬亮さんが語るアントレプレナーシップとは

合宿最後のワークショップでは、スノーピークビジネスソリューションズ代表の村瀬亮さんにお話を伺うことができました!
村瀬さんは、アントレプレナーシップとは「地域の未来を創造すること」と定義されており、人と自然の関係性は切り離せないほど密接で、自然こそ最高の贅沢であると仰っていました。振り返ってみれば、人はどこか自然の癒しを求めているのではないでしょうか。都会の騒々しい雰囲気よりも物静かな豊かな自然に囲まれた生き方に憧れます。
そして、その自然を社風に取り入れているスノーピークビジネスソリューションズの魅力に惹かれました。
今回の村瀬さんのお話からは、人間に必要なものや、これからの時代をどう生きていくかについて学ぶことができました。また、農耕革命→産業革命を経て、情報革命という変化が激しい時代に自分がどう立ち向かっていくかについて考えるきっかけになりました。

スノーピークビジネスソリューションズ代表の村瀬亮さん

■今回の合宿を振り返って

この充実した2日間を振り返ってみて、自分の未来についてや、地域で新たな価値を創造していくビジョンを学びました。自分は山形県で起業をしたいと考えており、岡崎市は一見関係のないように感じていましたが、いざ岡崎について深く知っていくうちに、共通点や日本の地域が抱える問題が似ていることに気づくことができました。
岡崎市をはじめとした他の地域でのいい取り組みや事例をたくさん吸収して、自分のフィールドにも応用していきたいです!
今回は初の秋元ゼミの合宿でしたが、この岡崎でのワークを第一歩に、あらゆる地域に足を運び、たくさんの人と関わり、日本の地域について知っていきたいです!

ゼミの仲間たち

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