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「第6回Musashino SDGs Award」でEMC1期生の阿部拳太さんが奨励賞を受賞!

武蔵野大学では、SDGsを自分事化し、身近な社会環境問題の改善に貢献する取り組みをMusashino SDGs Awardとして表彰しています。

今年度も、「世界の幸せをカタチにする。」を実践する一つの方法として、SDGsを自分事化し、身近な社会環境問題の改善に貢献する優れた取り組みを表彰するMusashino SDGs Awardを開催いたしました。
その結果、EMC1期生の阿部拳太さんが奨励賞を受賞しました!

■「新庄まつり」の廃材を活用した小中学生向けのワークショップを企画!

阿部さんは、山形県新庄市出身で、やまがた魅力発信アンバサダーも務めているEMC3年生(1期生)です。
今回のプロジェクトでは、SDGsの12番の目標「つくる責任つかう責任」に着目して、新庄市の伝統な祭りであり、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「新庄まつり」の廃材活用を検討しました。
具体的には、新圧まつりで使用された山車の廃材を活用し、小中学生向けワークショップを開催し、完成品で地域のお店を装飾することやハンドメイド商品として販売することで持続可能な伝統文化を実現することを目指しています。

新庄まつりとは
現代に甦る歴史絵巻豪華絢爛山車二十台

毎年8月24・25・26日の3日間、山形県新庄市で開催される新庄まつりは、藩政時代の宝暦6年(1756年)、藩主戸沢正諶とざわまさのぶが、前年の大凶作でうちひしがれている領民に活気と希望を持たせ、豊作を祈願するために、戸沢氏の氏神である城内天満宮の「新祭」を領民あげて行ったのが起源とされています。
260余年の歴史を持つまつりはその長い時の流れの中で、少しずつ変貌を遂げてきました。しかし、いくら歳月を重ねても、変わらなかったものは、人々のまつりにかける情熱です。宵まつり・本まつりに絢爛豪華を競う山車やたい行列、古式ゆかしい神輿渡御行列みこしとぎょぎょうれつ、新庄城址で踊られる風雅な萩野鹿子踊はぎのししおどり・仁田山鹿子踊にたやまししおどり…。藩政時代をしのぼせる歴史絵巻が繰り広げられる新庄まつりは、この地に住む人々の心の風景に刻み込まれ、これからも未来に伝えられていきます。
勇壮にして華麗な3日間。囃子の響きがまちを包み込み、新庄の夏は、まつりの興奮と熱気でフィナーレを迎えます。

「新庄まつり」公式サイトより

阿部さんが実現したいことは、下記の3つです。

  • 新庄まつりへの貢献を通じて子供達が地域への関心を高める

  • 時代に合わせた形にすることで持続可能なお祭りの姿を目指す

  • 伝統文化のお祭りを「観る側」としてではなく「創る側」の人を増やす

そのためには、2つの課題を解決しなければならないと考えたそうです。

1つ目は、新庄まつりでは、歴史を題材にしたトラック1台分くらいの大きさの舞台(山車)を連ごとに作りますが、これらは祭りの後、一部は残すけれどほとんど捨てられているということ。
2つ目は、祭りに関わる子どもたちが年々減っており、将来の祭りの担い手たちを育成する必要があること。

そこで、1つ目の課題を解決することで、子どもたちに伝統的なまつりに興味を持ってもらい、2つ目の課題も解決できないかと考えて企画したのが、このワークショップです。

新庄市での打ち合わせの様子

阿部さんは、実際に現場の方たちの声を集めて仮説検証をするなど、地域の課題に寄り添いながら企画を深めていきました。そして、ワークショップを行う場所や、ワークショップでできたものを展示してくれるお店を確保することができました。

2024年夏の新庄まつりで試験的に実施し、2025年からの本格開催に向けて、更に解像度を高めていくそうです。

阿部さんのSDGsへの挑戦は、まだまだ始まったばかりです!
ぜひ応援をよろしくお願いします!

授賞式に臨む阿部拳太さん

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