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これまでの作品たち②「はじめて空を飛び海を越えた日」英国編

はじめてのロンドン

旅をすると絵を描きます。
大学生になってバイト代をためて行ったはじめての海外。行き先は、イギリスに行きたい私に友人が「いいよ」と言ってくれて、1週間の日程なのでロンドンだけを目指すことに。
はじめて乗った飛行機はVirgin Atlanticでした。
うれしくて機内食が出る前に出るジュースとピーナッツ、機内食は当然のこと、シベリア上空で機内の窓についた霜の写真も撮りました。
100枚くらい写真を撮って、東京に帰ってからゆっくりとロンドンでの1週間を絵にしました。

はじめてのロンドン

美大生だったのでまずは大英博物館に丸2日、Victoria and Albert Museum、テートギャラリーをまわりました。
それでも私にとってのメインスポットは、朝からひとりで会いに行ったケンジントン公園の彼でした。
ピーターパン!の像。
その時、早朝の公園で出迎えてくれたのが抱きあう2匹のくまで、リスにあげたピーナッツは通りがかりの見知らぬお兄さんがくれたものでした。
もちろん、Baker Streetのシャーロックホームズにも会いに行きました。

11月末から12月にかけて、この季節はどの通りのどのお店もショーウィンドウが本気で、さあクリスマスだ!という空気や景色をたっぷり味わいました。
もともと方向音痴なのもあり、目的地に着くまでに毎回迷ったり遠回りをたくさんしましたが、その分思いがけない思い出も。
電車を乗り間違えて途中下車もできず、夜にパディントン駅まで行ってしまったこと。通過する駅の名前にマザーグースに出てくる町の名前を見つけてよろこぶ間もなく、駅員さんにつたない英語で必死に説明したら、追加料金なしでロンドンまで帰らせてもらえて驚いたこと。
最終日の夜、人混みに押されるようにトラガルファー広場へ着くと、聖歌隊や楽団の演奏や市長の挨拶があり、広場の大きな大きなクリスマスツリーの点火式に参加していたこと。

ロンドンは毎日のように曇り空で、帰国する日の朝だけ、青空を見せてくれたのでした。

マザーグース風の一枚

三つの鍋

歌を聞いて絵を描くこともあります。
マザーグースをモチーフにしたアルバム「Nursery Chimes」より、覚和歌子さん作詞「三つの鍋」です。

鉛筆ラフです

今回は英国編におつき合いいただきありがとうございました。
日本もハロウィンが過ぎたらすぐ、クリスマスのデコレーションになりますね。楽しみです。
サンタクロースはいないと知ってはいながら、赤い服の白ひげのおじいさんは、本当にいると思えてななりませんでした。
こんなにたくさん絵本に登場するし、歌にもお話にも、手紙を送ると返事が届くサービスまであるのです。
というわけで、次回はサンタクロースに会いに行った北欧編をお伝えしたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました!


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