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みなさん、こんにちは!
うさみです。

昨日に引き続き、同窓会長として母校の卒業式に参加しました!
今年度は178名の後輩たちが学舎を巣立つとのこと。

来賓は、コロナ禍の流れで岩井均安中市長、PTA会長と同窓会長の祝辞者のみ。少し寂しいなと感じつつも、今回は、マスクを外してもよいということで、式典中は多くの生徒がマスクなしで参加していました。

臨時休校から始まったこの3年生たちの高校生活。さまざまな制約があったことと思います。だからこそ、今日のマスクなし参加は本人たちにとって喜びも一入だったのではないでしょうか。

今回も備忘として、祝辞を載せておきたいと思います。

この春卒業する全てのみなさん、本当におめでとうございます!

【祝 辞】

本日ここに、令和4年度卒業式がこのように盛大に挙行されましたこと、誠におめでとうございます。同窓会を代表いたしまして、お祝いを申し上げます。 

卒業生の皆さん。本日はご卒業本当におめでとうございます。また、ご臨席の保護者の皆様におかれましても、今日という日を迎えられましたこと、心よりお慶び申し上げます。

さて、皆さんは、今日までご家族の愛情に包まれ、また、多くの人々から支えられ成長してこられました。この3年間でも、たくさんの人と出会い、同じ時を過ごす中で、誰かに支えられ、また、誰かを支え、理解しあうことの大切さに気づいたことと思います。

そして、これから皆さんは、この場所を巣立ち、新たな世界へと羽ばたいてゆかれます。その世界は今までとは比べ物にならないほど広く、そこには、また多くの出会いが皆さんを待ち受けています。ぜひそれらの出会い一つ一つと向き合い、つながりを深めていってください。

そこで、これからのたくさんの出会いが訪れる皆さんに、一つだけ心にとめておいてほしいことがあります。

それは、「違いを楽しむ」ということです。

これは、現在、私自身が関わっているNPO法人の活動で、オンライン上にて、他者との違いから社会全体における多様性を考えるプログラムにて伝えていることです。「Diversity、多様性」という言葉が最近浸透してきていますが、これから皆さんは、社会という本当に多様な空間に進んでいかれます。

その中では、時に自分と相手との違いから不安や戸惑いを感じることもあるでしょう。あるいは、今までも違いによってお互いが背を向けることもあったかもしれません。

しかし、違いを楽しむ心持ちで過ごすことにより、みなさん自身の自分らしさを受け止めることができ、そこから相手との違いを受け入れることができるようになるのだと思います。また、違いを知るからこそ、相手との共通点も見つけられるのです。

私自身、今回、春に新しい挑戦を行うという決意を固め、過日、退職をいう道を選びました。多くの人は選ばない違った選択なのかもしれません。

この話を周囲にしますと、それこそ多様な意見をもらいます。最初からその選択を応援して下さる方、当初は厳しい意見でありながら、最終的には応援するよと言ってくださる方など、その人が何を思い、考え、感じるのかは千差万別です。

違う意見だからと排除するのではなく、違いを受け止め、あるいは違いの中から共通点を見つけることが大事なのだと実感しました。

ぜひ、卒業生の皆さんは、これからの生活で「違いを楽しむ」ことを意識してもらえたら幸いです。

結びになりますが、卒業生ならびにご臨席の皆様のご健勝とご多幸をご祈念申し上げまして、私からのお祝いの言葉とさせて頂きます。

本日は誠におめでとうございます。

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