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\どこがそこ!?職業ランキング/Diversity Journey航海記【アクションチャレンジ32】

 みなさん、こんばんは!

 うさみです。

 NPO法人コモンビートの多様性や違いについて考えるプログラム「Diversity Journey」。先日発表したアクション宣言「生涯吸収・生涯発信」を実践していきます。

 こちらは毎週日曜日に記事を発信しています。今回は、最近ニュースになっている「底辺職業ランキング」についてです。よかったら最後までご覧ください。

▶誰が底辺と定義づけたのか

 最近のニュースの中で気になった記事ですが、新卒向けの就職サイトが掲載した「【底辺職とは?】底辺の仕事ランキング一覧」なる記事が現在炎上しているそうです。

 「最近批判が殺到し」とありますが、公開されたのは昨年の5月だそう。それまで批判は上がってこなかったのか気になるところではありますが、運営会社は6月28日までに記事を削除したそうです。

 こちらのヤフーニュースの記事では、最後の最後にちょこんと「この記事の監修者は同社の社長」と記しているあたり、何とも言えませんが、なんでこのような記事が掲載されたのか甚だ不思議でしかありません。

 なお、記事は削除されてしまったため、内容を確認することはできませんが、ヤフーニュースの記事の中で一部を確認することができます。例えば、ここで一方的に決めつけられた底辺職について、次のように記載されています。

 12種類の職業を平均年収とともに紹介しており、各職業が底辺職扱いされる理由について述べつつ、「社会にとって必要な仕事」「必須の職業」などと擁護した。ランキングは上から「土木・建設作業員」「警備スタッフ」「工場作業員」「倉庫作業員」「コンビニ店員」「清掃スタッフ」「トラック運転手」「ゴミ収集スタッフ」「飲食店スタッフ」「介護士」「保育士」「コールセンタースタッフ」だった。

出典:ヤフーニュース記事から

 しれっと「社会にとって必要な仕事」であるとか「必須の職業」などと擁護したとありますが、そんなことを言ってる場合じゃないですよね。これらの職を底辺扱いしているなんて、言葉になりません。

▶想像することの大切さ

 「どうせ〇〇はこうなんでしょ」「〇〇だからこれは△△に決まっている」などにあるような無意識性バイアスから脱却するには、「~かもしれない」と想像することが大切だと多様性を考えるオンラインプログラム「Diversity Journey」で学びました。いうなれば、今回の記事は独断と偏見の塊でしかありません。本当に、この記事の考案者は、これらの職種に関係する知り合いとかいなかったのでしょうか。
 もし、これら12種の職業の方々がこの記事を目にしたらどう感じるかを考えることができてたら良かったのですが。 

 はたして、この記事をサイトに掲載する時に、就活サイトの運営会社は「ていへんな」ことになると誰一人思わなかったのでしょうか。誰か一人でも相手を慮ったり、掲載したらどうなるかと想像できたりする人がいればよかったのですが。

 たとえハチドリの一滴でも、積み重ねることで変化があることを信じて。
 
 最後までお読みいただきありがとうございます!
 うさみ

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