見出し画像

防災について考える【土砂災害警戒情報ってなに?】

みなさん、こんばんは!

防災士のうさみです。

先日は、6月は土砂災害防止月間だよという記事を書きましたが、今回は、土砂災害が予想されるときに自治体から発表される「土砂災害警戒情報」について考えていきます。

◆先日の記事

◆土砂災害警戒情報とは?

大雨警報(土砂災害)が発表された後、命の危険を感じるような土砂災害がいつ発生してもおかしくないというときに発表される情報です。

この土砂災害警戒情報は、市町村長が発令する避難情報(高齢者等避難・避難指示・緊急安全確保の内、避難指示)や住民の自主避難の判断基準になるよう、市町村を対象として、都道府県と気象庁が共同で発表するものです。

警戒レベルで考えるとレベル4相当になっています。


◆土砂災害警戒情報の確認方法

では、この土砂災害警戒情報はどのように確認すればよいのでしょうか?

自治体から情報を受け取る手段としては、メール配信や、防災行政無線によるものなど、それぞれの自治体が情報提供する媒体があります。

一方で、みなさん自身で情報を取りに行く手段もあります。それがこちらの「土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)」です。

 土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)とは、大雨による土砂災害発生の危険度の高まりを、地図上で1km四方の領域(メッシュ)ごとに5段階に色分けして示している情報になります。

このページは、常時10分毎に更新され、大雨警報(土砂災害)や土砂災害警戒情報等が発表されたときには、どこで危険度が高まっているかを把握することができます。

 それぞれ危険度が5色に色分けされて表示されることから、パッと見て判断がしやすくなっているのが特徴です。特に注意したいのが次の3つになります。

1 濃い紫色【極めて危険】
 土砂災害警戒区域等では、過去の重大な土砂災害発生時に匹敵する極めて危険な状況となっていて、命に危険が及ぶような土砂災害がすでに発生していてもおかしくないことを表しています。なお、この色までには避難を完了させておくこととされています。

2 薄紫色【非常に危険】
 土砂災害警戒情報基準に達すると予想される状況で、一般の方の避難を開始を表しています。

3 赤色【警戒】
 大雨警報等の警報基準に達すると予想される状況で、高齢者や障害のある方などの避難行動要支援者の方はこの色になった段階で避難を開始すべきとされています。

また、この土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)は、気象庁と複数の事業者が通知サービスを構築しています。このサービスは、登録した地域の危険度が上昇したとき等に、メールやスマホアプリでプッシュ型通知でお知らせしてくれます。



 自分の命は自分で守ることを意識して、市町村から発令される避難情報にも留意し、土砂災害警戒区域等の外の少しでも安全な場所への早めの避難を心がけるようにしましょう。

最後までご覧いただきありがとうございます。

それではまた!

うさみ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?