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\常に謙虚さを/Diversity Journey航海記【アクションチャレンジ47】

みなさん、こんばんは!

 うさみです。

 NPO法人コモンビートの多様性や違いについて考えるプログラム「Diversity Journey」。プログラムの集大成で発表したアクション宣言「生涯吸収・生涯発信」を実践していきます。

 この発信は、毎週日曜日にお届けしています。今回は、テレビやインターネット記事で気になったニュースについてです。よかったら最後までご覧ください。


▶国際カミングアウトデーでの炎上

 さる10月11日は、国際カミングアウトデーとされており、いくつかの企業等が、「カミングアウト」として掲載した記事が問題になりました。こちらの記事にもあるように、花王や、自衛隊、銀のさらなどが記念日になぞらえてTwitter等の企業アカウントに投稿し、炎上を招いたようです。

 実際にどのような投稿をしているのかは、ぜひリンク先をご覧ください。ご覧になればお判りいただけますが、本当に「カミングアウト」という言葉だけで、この記念日の制定された経緯を考えないなぞらえだったことがわかると思います。
 なお、国際カミングアウトデーとは、次のことを指します。

国際カミングアウトデーとは?
 
自身の性的指向や性自認をカミングアウトしたレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー(LGBT)の人々を祝い、人々の認識向上を目的とした記念日、もしくはその日に行われるイベントの名称。

引用:Wikipedia

 企業等の公式のアカウントという、個人とはまた違ったものを用いて、このような投稿が出てしまう風土が残念だなあと感じてしまいます。

▶批判を受けての企業等の対応

 これらの企業等は、批判を受けてどのような対応をしたのでしょうか。調べてみたら、ハフポストの記事にまとめられていました。

 こちらを見てみると、それぞれが「カミングアウトデーの意義を知らずに配慮を欠いてしまい申し訳ない」という謝罪を行っていました。なお、銀のさらについては、付け加えて「ご不快な思いをさせてしまい~」といういわゆる「ご不快構文」がありました。

 ご不快構文とは、謝罪の中で使われることの多い「ご不快な思いをさせてしまい申し訳ない」というものが、受け手の感情に責任を帰属していると感じさせてしまう表現です。

 これらの動きを見ていて、今年6月の東急ハンズの炎上ニュースを思い出しました。あのときも、ご不快構文が使われてい多様な気がします。で、実際に調べたら、使われていました。何なら、「ご不快構文」と検索窓に入力すると、「ご不快構文 東急ハンズ」と予測キーワードで出てくるところがもはや何とも言えません。

▶常に謙虚さを

 今回の問題は、企業等に限らず、私たちの一人一人が意識したい問題でもあります。誰かとコミュニケーションをとる中で、何かを表現する中で、知らぬ間に相手を傷つけることがあるのは仕方のないことかもしれません。それは、私たちの中に「無意識バイアス」があるからです。

 しかし、大事なのは、無意識バイアスがあることを理解し、そのうえで、傷つけてしまったときにどうすべきかではないでしょうか。

 では、実際に相手を傷つけてしまったらどうすべきなのか。それは、謙虚さを持ち、素直に謝罪をすることです。そして、その後、繰り返さないよう少し意識をしてみることです。

 私自身、Diversity Journeyに参加してから、意識はしつつも、ふとした時に何気ない気持ちで傷つけてしまっていることもあります。ですが、そこですべてダメになるわけではなく、謙虚に謝罪をして、次へ繰り返さないようにと意識しています。

最後までお読みいただきありがとうございます!

 うさみ
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