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防災について考える【電話じゃない119番】

みなさん、こんばんは!

防災士のうさみです。

前回は、救急車を呼ぶかどうかを自己判断するための救急診断アプリ「Q助(きゅーすけ)」についてご紹介しました。

今回は、通報用のWEBサイトにアクセスすることで緊急通報ができる「Net119緊急通報システム」についてご紹介します。

◆Net119緊急通報システムとは?

このシステムは、聴覚や言語機能に障害があり、電話による119番通報が難しい方向けにスムーズな消防機関への通報を可能にするシステムです。

システムの仕組みは、総務省消防庁のHPに次のように記載されています。

スマートフォンなどから通報用Webサイトにアクセスして、消防本部が消防隊や救急隊をどこに出動させるべきかを判断するために必要な「救急」「火事」の別と、通報者の位置情報を入力すれば、即座に消防本部に通報が繋がり、その後にテキストチャットで詳細を確認する仕組みとなっています。

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また、実際の通報の流れは次のようになっています。

①「火事」か「救急」を選択します。
②自分のいる場所を選択します。(「自宅」「外出先」等)
【自宅やよく行く場所にいる場合】事前登録した住所情報をもとに通報
【外出先の場合】GPSによる位置情報を用いて通報
③消防本部に通報されます。
④通報を受けた消防本部から消防隊・救急隊が現場へ出動します。

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◆全国の導入状況

総務省消防庁のHPを見ますと、令和3年1月1日現在、全国726消防本部中、499本部が導入していることがわかります。

なお、令和3年3月末までには557本部が導入する予定とされていますので、現時点では557本部が導入されているはずですね。

お住まいの自治体、消防本部が導入されているかを確認したい場合は、次のリンクから確認できます。

◆注意するポイント

このシステムを利用される場合は、必ず事前の登録が必要となります。

お住まいの地域を管轄する消防本部が、まずはこのシステムを導入しているかを確認し、導入しているようなら、最寄りの消防署等に相談してみましょう。


最後までご覧いただきありがとうございます。

大切な誰かを守るために、まずは自分の命は自分で守れるようになりましょう。

それではまた!

防災士 うさみ

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