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【上京】家賃の高い東京でコンパクトに暮らす方法

以前の記事について、もう少し詳しく書こうと思う。https://note.com/mtsnrtkhr/n/nc5ebd951d689

2DKから6畳で暮らすために、色々工夫した結果、究極のスタイルを手に入れたので、部屋の作り方と具体的に揃えるべき家具を書く。


一人暮らしを続けると、物が増えてくる。
一人暮らし10年目の引っ越しのときは5トントラックが来た。

田舎の2DKに暮らしている頃から東京に憧れていた。
仕事も続くか分からない中で、とにかく家賃が安いところを探していると、トイレ共同で4万、6畳くらいしかない。シェアハウスはもっと高かった。

モノは全部ときめくし、ミニマリストになれない僕が取れる道は二つ、広い部屋で暮らすか、コンパクトに暮らすかだ。もちろん後者の話。

コンパクトに暮らすには、まずは高さを使うことだ。
使える空間を考えると、床面積が狭くなる分、高さを使うしかなくなる。

普通の部屋は体積の1割くらいしか使っていないので、これを3割に引き上げる。

例えばベッドと食卓は横に並べるのではなく、縦に並べることになる。
とにかく、物の上にものを配置する。

ものの薄さも大切で、特に蛍光灯は必ずシーリングライトのタイプにするべき。そうでなれけばベッドの上が暗くなる。

くつろぎのスペースは2箇所作ると良い。
ひとつはベッドの上、ひとつはベッドの下だ。

まずは、ロフトベッドを設置しよう。
ベッドを置いた後35cmの隙間が確保できるとベストの配置だ。このためには部屋の一辺は2.6mは欲しい。
畳1.5枚分が2.7×0.9m程なので普通は大丈夫。

また、普通の部屋は天井が2.4mほどある。
ロフトベッドだと、ベッドの上に1.4mくらいのスペースが出来る。立ち上がる必要はないので、天井とベッドの間が1.2mくらいになるように、高さを底上げする。
底上げのいらない高さのベッドがあればベスト。

底上げのためには、足が筒状のロフトベッドが良い。
それで、足より太い鉄管40cmと、足と同じくらいで鉄管に入る丸棒20cmを4本買ってきて鉄管に丸棒を入れて、ベッドの足を差し込むと良い。
底上げする場合、ベッドの足付近に邪魔なフレームがないようなベッドを選ぼう。
あとは、ベッドの底は網になっているものが良い。下の空間を使うときに色々ひっかけられて便利だからだ。
最後に、ロフトベッドのはしごの下に高さ20cmの木のブロックを置いてしっかり固定するのを忘れずに。

ベッドの配置は、エアコンの送風が当たりやすいところが良い。窓から近くても遠くてもどっちでも良い。

ベッドの枕元側の空間に、天井まで届く棚を入れる。
DIYショップで、支柱と板で自由に調整できるものがあるので、2.4mの高さのものがあればそれを。なければ、なるべく高いものにすると収納力が高まる。
棚板は35cm幅を3枚-5枚で、一番下に1枚、1.6mあたりに1枚(固定せず、スライドで入れるだけ)、他は自由に。
棚の下のスペースは収納に使う。ものが大きいと横から抜けないので、上から取ることになるので棚板を固定しないのが良い。

次は、ベッドの上のくつろぎ空間。
ベッドの上にはテーブルを置く。テーブルの幅は1.1mくらいだとちょうどシングルベッドに収まる(狭いと寝づらいので注意)。
ロフトベッドには転落防止柵があるので、そこにテーブルを固定する。固定方法は結束バンドで良い。
この机にはテレビやディスプレイを置こう。映画を見たりするためにプレーヤーを置いても良い。
私はコタツを使ったが、薄型ヒータータイプでも、寝返りが打ちづらかった。
テーブルは、寝返りが打てる高さに調整した方が良い。そうすると作業には向かない高さになると思うので、作業するときには枕を座布団にするなど工夫しましょう。
机を固定すると足元側への移動が大変なので足元側は極力必要なものは置かず、アートなど飾ると良い。

追加オプションとして、枕元にプロジェクターを置いて、寝ながら映画を見れるようにすると娯楽の幅が広がるのでお金を貯めてぜひ検討してほしい。

次はベッドの下のくつろぎ空間。
ここは、ベッドの上と違って勉強など出来るスペースにすると良い。
まずはLED蛍光灯をロフトベッドの下にタイバンドで固定しよう。明るさは大事だ。2本くらいで十分だろう。別にデスクライトがある場合は1本で十分だと思う。

高さ方向の空間を無駄にしないためにも、座椅子のようなローソファーが完璧だ。
ソファーが1.6mほどあると寝られるので友達が来ても泊まってもらえる。
ソファの向きは、枕元に向かっておく。
ソファーを置くことで、背もたれの裏のスペースが収納スペースになる。ベッドの足元側はとにかく、あまり使わないものを配置する。
残ったスペースは作業机と本棚を入れたり、好きに使うとよい。僕はPCと本棚とカメラとギターを置いている。ソファでのPC作業は姿勢が悪くなるのでモニターアームを机に固定して使うとかなり快適。
枕元側には収納スペースにする棚があるが、特に荷物がなければ棚板を増やして本棚にしても良い。

ベッドの転落防止柵にはマグネットボードを固定すると色々忘れなくて良い。

くつろぎの空間が出来たので次は服。

服はタンスと二段のハンガーラックがあると良い。ハンガーラックは天井に押し付けて使うもので、服が多くてもこれで何とかなる。配置上日陰になるようにした方が服が痛まない。スーツやコートなどの折りたたまない服はハンガーにかけておく。ベルト類はS字フックに引っ掛けるのがおすすめ。
ネクタイは20個くらい吊るせる便利グッズが売っているのでそれを使おう。
ハンガーラックの上の段の棒は最大限に長くしておいて、翌日に着るスーツ、シャツをかけておくと良い。
下着やTシャツ、着物などはタンスに入れる。タンスにはこの他ハンカチやネクタイピン、財布、手袋などの小物も入れておく。
タンスは高さ1m、奥行き40cm、幅60cmくらいが適当だと思う。

肝心の配置だが、タンスはベッドの枕元側の棚の横につける。引き出すときにロフトベッドのはしごに当たるかも知れないが、奥行き40cmであれば中のものは取れる。

オプションとして、タンスの上にはA4のレターケースを2つ並べて置く。
一番下の段にガムテープが入るくらいのものだと収納スペースとして有能。
右側にはずっと置いておかなくて良い書類(税金関係のものなど)や、文房具を入れて置くと良い。
左側には手紙を出す用の紙や封筒を入れて置くと良い。
ここに置いておくと、ベッドの上から手が届くので便利。
さらにオプションとして、スキャナ付きプリンタをレターケースの上に置く。プリンタは絶対にwifi対応のものにしておくこと。携帯から写真印刷できる機種だと文句なしに便利。

二段のハンガーラックはベッドに並行に置くと良い。ベッド下のソファのスペースへのアクセスが悪くなるようならソファの向きを変えても良い。

さて、これで4.5畳くらい埋まったはず。

あとはキッチンと玄関。
キッチンに棚がない場合は組み立て用の金属ラックのフレームと板を使って棚を作ろう。もちろんキッチンの上に。調味料はそこに置いておく。金属ラックにするとき、磁石がくっつくのが色々便利なのでおすすめ。
それから玄関。靴は壁に引っ掛ける便利道具があるので、靴箱が少ない場合は検討してほしい。壁に穴を開けられないと思うので、ディアウォールという2×4の角材を固定するものを買ってそこに固定すると良い。
よく使うバッグも引っ掛けられるように突っ張り棒とS字フックを使って収納を作ろう。

あとは冷蔵庫と洗濯機、乾燥機。
多くの物件では置く場所が決まっているのでその通りに対応して下さい。東京にはコインランドリーも多いので、こまめに行ける人は洗濯機や乾燥機はいらないかも。

その他:
掃除機はコンパクトなのを買ってもいいけど、なくても良い。クイックルワイパーとコロコロで足りる。
コンロは調理頻度が低ければカセットコンロでも良いと思う。
アイロンは出来るならあってもいいけど、クリーニングに出した方が早くて楽。コンビニでクリーニング24時間受付、受け取り出来るところがあるので、そういうコンビニが近くにある物件はかなり良い。
シュレッダーはあると良い。アイリスオーヤマのマイクロカットは本当に細断されるので良い。
ゴミ箱は、蓋つきのものをおすすめする。


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