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#7 プロジェクト 第2弾!トレーナー目線からの視点
What's up guys!
今回は、ラージョ・バジェカーノでトレーナーとして活動してる
マヤさん(@M35yxx)をゲストに迎えお話を聞きました。
僕が所属しているチームの大学生と高校生を対象に実施しました。
トレーナーから見た視点で、日本やスペインの環境や育成の違いについて
たくさん教えてくれました。
女子サッカーの指導者に限らず、現場でサッカーを教えている指導者には
交流会の内容を全て聞いて欲しいなとは思いますが...
今回は、僕が個人的に印象に残った話をまとめていきたいと思います。
多分、僕のチームの環境では無い事や
女子サッカー界、特に高校生以下の現場で困ってる事を書いていきたいと思います。
もしも、自分のチームはそんな事ないと読んで思う方がいましたら飛ばしてくれて構いません。
選手との向き合い方
スペインの女子サッカーの現場では、
指導者と選手との距離は恋人のように近いと話してくれました。
恋人のように選手の体や心の変化に対して寄り添っていると。
ただ、これに関して日本ではセクハラなどのコンプライアンスの問題や
パーソナルスペースが広いなど、いくつもの問題があるのが現実です。
また文化の違いも大きなポイントだと思います。
だけどその前にもっと変えられる部分はあると思います
選手から自分たちコーチへリスペクトされる以上に、私たち指導者が選手をリスペクトしてますか?
これを聞いた時正直ドキッとしました...
自分の指導を振り返ってみて、自信満々にYESと言えない自分がいました。
女性は男性よりも難しいです。
体の変化が多いだけでなく、心の変化も多いです。
そんな時に、指導者が選手からリスペクトされる以上のリスペクトをし
関係を築いていく必要があると思いませんか?
サッカーの為の24時間ではなく、選手の24時間の中にサッカーがある事を我々は忘れてはいけないと思います!
ケガ人がほとんどでない!?
日本の育成現場でケガ人という言葉をよく耳にします。
しかし、スペインではいわゆるケガ人はほどんど出ないそうです。
ケガ人がほとんど出ない理由としては、
スタッフ側が管理し、選手が素直に伝えてくれる訴えを尊重する事。
選手を守らなければいけない事。
選手がケガをしても我慢しない環境を作っていかなければいけません。
僕もまだまだ未熟だなと思う時がありました。
自分の担当選手がケガをしてるとトレーナーさんから
事前に聞いていて知っていたのに、その選手は普通に練習に参加していました。
その練習の週末に公式戦があったので練習参加しないと出場することが出来ないと思ったのでしょう。
つまり、僕とその選手との関係がまだ薄かったということです。 (今はそんな事は無く、しっかりと報告してくれます!)
ここで上にも述べました、選手をリスペクトすることに繋がると思います。
トレーナーだけでは稼げない?
僕にはスペインに渡り、選手と指導者を両方経験している友達がいます。
彼がよく言うのは
「サッカーのコーチだけでは稼げない。それ以外で稼げるモノを見つけないといけない」
ではトレーナーも指導者同様に稼げないのかを
マヤさんに質問をしました。
答えはやはり "NO" つまり、トレーナーだけの仕事ではお金にならない
スペインの育成現場では半日契約が一般的だそう。
平日の夜に練習があるとして、昼間はみんな他の仕事をしている。
幸いにも日本の一部の育成現場ではコーチ業だけでも生活ができる水準が
確保できている事は事実だと思います。
海外のお金事情は日本よりももっとシビア。
それ故に選手以上に指導者が、さらなる環境を求めてハングリー精神を持ちサッカーと向き合っている。
そんな情熱を持った指導者の元、感化された選手のレベルが上がるのは当然の事だと思いました。
マヤさんから女性プレイヤーへ
「キャリアだけじゃない」 プライベートの事もキャリアと合わせながら、自分の将来の事を考えて欲しい。キャリアばかりを追い求めてしまい、自分の事や、あらゆる機会を逃してしまわないようにして欲しい。
女性プレイヤーに対して伝えていただきましたが、
この言葉は我々指導者も同じように理解し、考えなければいけないと思いました。
先ほども言いましたが、
サッカーの為の24時間ではなく、選手の24時間の中にサッカーがある
この事を忘れずに自分自身も日々学び、考えを深めていきたいです!
日本のサッカーはまだまだ発展段階!
日本のサッカーが悪いとか、日本人が人種的に劣っている訳では無い!
むしろ、日本人の人種は優れている。真面目さや勤勉であるところは世界に誇れる。
日本のサッカーはまだまだ発展途中と考えた時に、
海外に出た人の意見を取り入れ独自のスタイルが作っていけたら、
いつか世界でも十分戦えるようになるとマヤさんは話してくれました。
まだまだ無限の可能性がある。
マヤさんの話を聞いて、女子サッカーの育成現場ではまだまだやるべきことがたくさんあると教えてくれました。
また、この活動を通じてまた一つ繋がりが出来ました。
選手たちにも心強い繋がりを作ることが出来たと思います。
女子サッカー、もっと大きく言うと日本サッカーには希望がたくさんある!
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