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夫の独立願望に震えた私

昨日、夫が突然独立したいと言ってきた。
私は全力で止めた。
そして、夢もへったくれも無いと言わんばかりにこてんぱんに論破した。

全力で止めた理由、それは子供達も居ること。
家のローンがあること。
子供達のため路頭に迷うような不安な未来を選択出来ないと思ったからだ。
しかし、よくよく考えてみると自分の生活のためだった。
私が路頭に迷いたくない。
この家を手放したくない。
生活水準を落としたくない。
本心をついてみると出た答えは自分の保身。
薄々は気づいていたが正直そんな自分自身にゲンナリした。

その保身はどこから来るのかと言うとそれもまた自分の幼少期のトラウマからだった。
父の事業の失敗でいろいろと嫌な思いをしたからだ。
とは言え今では父のせいだとは思っていない。
しかし、やはりまだ古傷が痛むようだった。
正直言うと独立や起業に良いイメージがなく、ただただ怖いのだ。
今のこの何気ない毎日が崩れていきそうで怖いのだ。

自分の過去のトラウマと結びつけ、不幸な未来を勝手に描いているのは自分自身。
その恐怖から逃げたいために子供を言い訳に使っている自分にモヤモヤした。
子供がいるからダメなのではなく、怖いと話すべきだった。
独立=不幸という未来図は簡単には書きかえれそうに無い、今は。
しかし、子供がいるから結婚したから家庭があるからと好きを諦めるよう説得するのは絶対違う。
そんなことを夫に選択してほしくない。
だって、家庭があろうがこの今ある人生は他の誰でもない夫の人生なのだから。

じゃー今、私に何ができるだろうか。

否定し諦めるよう説得することではない。
じゃーどうしたら独立を応援できるか言語化してみよう。
そして夫と話す機会を持ってみよう。
聞く耳持たぬはあかんのや!
夫の思いに計画に耳を傾けよう。
そして一緒にどうしたら実現できるか考えよう。
出来ない、無理だ、ダメなんだ。
そんなこと決める権利は私には無い。
とにかく2人で話し合う。
そして楽しみながら生きる背中を見せようぜ、子供達に。
諦めることが大人。
不自由は不幸。
家庭は苦痛。
子供はお荷物。
そんなんちゃうで、欲張ってくで一回きりの人生やもん!
欲しい未来、夫婦だからこそ自由を手にするために!

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