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放った言葉は受け手のもの

私が発した言葉は子ども達にはどう受け取られているのだろう?

私がする行動は子ども達にどんな影響を与えるのだろう?

今日は降園後、急遽公園に行くことに。
正直行きたくはなかった。
午前中は毎日家事が済むと息子とずっと外に居る。
そんな午前中を過ごしているなんて知らない娘からすると公園ぐらい連れて行ってほしいのだ。

しかし私としてはあ〜、座りたい。
それが本音だ。
そんな本音をひた隠しにし腹を括って公園に向かう。
時間が経過するごとに子ども達ははしゃぎ倒し小躍りす。
私は疲弊しイラ度増す。
「何なんやこの反比例は!」と叫びたくなる衝動をこれまたひた隠しにし何とか耐えた。

帰宅途中、娘が放った一言に私はついに堪忍袋の緒が切れた。
「もっと遊びたかったな。」
十分遊んだやないかい!と怒鳴りつけ怒りのままにペダルを漕いだ。
娘はごめんなさいと呟いたのにもう私は自分を止めることが出来なかった。
言わなくていい言葉がツラツラ出る。
自分でも呆れる程に饒舌だ。

そして帰宅し片付けや洗濯の取り入れ、おやつの準備やオムツ替えをこなしていて我に帰った。
あの言わなくていい言葉たちの行方は何処へ?
娘があの言葉たちをどう咀嚼したのだろうか?
どう受け取ったのだろうか?
それを想像しゾッとした。

私が公園に行ったせいでママは疲れてる。
私が公園に行ったせいでママはイライラしてる。
私が我慢すれば良かった。
私のせいで…。
ママは私が嫌いなんだ。
もしくは困らせないようにしないと嫌われる。
なんて娘が受け取っていたらと怖くなってしまった。
私は想像力、特にマイナス思考に関しては天下一品の想像力を発揮する。
私の右に出る者はいないと言っても過言ではあるまい。

と、とことんマイナスな思考に陥り娘が傷ついているのではないかと怒鳴りつけた張本人にくせにアタフタと慌て始めた私。
もう何がしたいんやとツッコミどころ満載な自分に呆れ返った。
が、やはり先程の態度や言葉は絶対アカン!
そう思ってすぐに娘に詫びた。

言い放った言葉は自分から離れた瞬間、受け取る側のものになる。
だから、こちらが意図したものとは違った受け取り方をされることもある。
だからこそきちんと自分の伝えたいことを相手にもわかるよう伝えるべきだと私は思う。
少なからず娘は嫌な気持ちになったであろう。
そう気づけたならすぐに訂正し、話すことが大事になってくる。
疲れていたら誰だってイライラするのは当然だ。
しかしだからと言って八つ当たりは違うのだ。
素直に感情を言葉にしよう。
「言い訳みたいになってまうけど、朝ずっと出てたからちょっと疲れてトゲトゲした感じになってもた。
イライラして八つ当たりしてごめん。
嫌いで怒ってるわけじゃない。
ただ疲れたり、やる事いっぱいやとイライラが出てしまうねん、嫌いとか公園がダメなわけじゃない。
これはママの課題やのに当たってごめん!
一緒に公園行けたのは嬉しかったのはホンマやねん!ごめんな!」

長い長いくどい言い訳に耳を傾け微笑んでくれる娘。
もはや6歳の皮を被った仏やないかと不甲斐ないオカンはただただ娘に感謝した。

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