#147【インド】その1 ドービーガートに行ってきた
こんにちは、こんばんは、初めましてにお久しぶりのうっちーです。
先日書いたインドの記事、ついに本編始まります。
そして、多分この10日間の旅の中で僕が1番お見せしたい写真を載せます。
(先日行われたMW写真展が下敷きにあるから手をつけた説もありますが)
さて皆様、ドービーガート(Dhobi Ghat)というものをご存知でしょうか。
どこにあるのかというと
インドの金融街、ムンバイにあります。
ムンバイは、インドの西海岸に面するマハーラーシュトラ州、
ムンバイ市街県の都市。
インド第2の大都市であり、首都デリーと共に
南アジアを代表する世界都市の1つ。
暑いし、人多いし、埃っぽいけど都会。
高級車も結構走っている、クラクションは控えめ、でも煩いに変わりない。
そしてドービーガートとは。
■ドービー
「洗濯屋」の職業集団(ジャーティ)のこと。
■ガートとは?
一般的に川沿いに作られた階段状のスペースのことを指すが、そこで炊事や洗濯も行われるので、ここでは「洗濯をする場所」というような意味で用いられる。
ようするに、洗濯場です、とても広いです。
ちなみに、彼らのことを少し説明。
インドのカースト制度では、全ての人々は4つのヴァルナ
(①バラモン・②クシャトリヤ・③ヴァイシャ・④シュードラ)と
ヴァルナに属すことができないダリット(不可触民)に分けられる。
その中でドービー・ガートの人々はダリットに属する人達なんだけど、
汚物や血、死骸などを扱う仕事の人たちと比べて上位の職業なんです。
というわけで、彼らは洗濯をするための人々なのです。
そしてドービーガートについて1つ、ここはスラム街なのでお気軽にふらりと
入るのはちょっと危険。
ぼったくり感あるけどガイドがいるので、素直にお金払いましょう。
では、そんなドービーガートの風景を御覧ください。
もうね、至るところに洗濯物、洗濯物、洗濯物
この人は洗濯物ではありません。
地面もこんな感じで濡れてるわ泡だらけで。
アイロンを担当する人、たたむ人
色とりどりの衣服が干されています。
こちらの女の子、緊張しているのか硬い表情をしていますが、
この後撮れた写真を見せてほしいと言ってくれました。
可愛かったので、直前に外のスーパーで買ったドライフルーツをあげました。
恐る恐る食べた瞬間、1番の笑顔で彼女が言った言葉が結構刺さりました。
「こんな美味しいお菓子食べたことない!どこのお菓子?」
すぐそこのスーパーで買ったドライフルーツ。
歩いて10分ほどのスーパー。
別にそのお店じゃなくでも買える、なんの変哲もないドライフルーツを、
彼女は知らなかったのです。
この中で産まれて暮らしている女の子、
ドライフルーツを知らなくても英語を話せる女の子。
それは、僕らのような観光客と話すためだったり、
周りの教育だったりすのだろうけど。
大人も子供も、彼らは洗濯をする。
そして少し視線を上げれば
大きな高層ビルが見える、そんな世界。
ちなみに、この中で怖かったことは一切なく
レンズを向ければみんな撮らせてくれました。
今彼らがどうしているか、正直すごく不安で。
でも逞しく生活しているって信じています。
さて、インドの記事はまだまだ続きます。
お楽しみに!!!!