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120年続く佐久の老舗書店が開いたブックカフェに行ってみた。

古くからの佐久・・・その中心地であった、岩村田エリア。(ここらは諸説あります。いわゆる”コッチが本物だ”問題です。)

そこにあるのが今回初めて知ったのですが120年続く老舗・大阪屋書店です。

かつてはいわゆる”まちの本屋”としては一番・・・と感じ、通りかかる度に寄ったものですが、店舗の半分がチェーン系外食(大戸屋)になってしまい売り場面積が半分となってしまってからは足が遠のいていました。

それが最近チラホラ「ブックカフェを開いた」なんてうわさが流れてきまして。

ようやく出かけてみた、ということです。

行ってみると・・・。

こちらがカフェ入り口。その横に旧来の本屋(兼大戸屋入り口)・・・と旧来の店舗が左からブックカフェゾーン・書店ゾーン・大戸屋ゾーン・・・と3つに分かれた感じですね。ちなみに今年9月末からこの形態とのこと。

新刊書店ゾーンですがこちらはいわゆる”まちの書店”の選書をある程度捨て、かといって”イマドキの書店”でもない感じの独特な選書。ナカナカ面白い。センスというか意地も感じつつ地域性も出したい。そんな棚。

そしてカフェ。

なるほどなるほど。

旧来の地名が店名の由来なんですね。そして新刊書店から本を選んでお茶しつつ眺めて・・・なんてスタイル。

このスタイルはこの近くでは小諸のツタヤ×TULLY’Sがありますね。


児童書はカフェゾーンにあります。これがまたいい。子供の気を引きつつコチラは本と珈琲を愉しめる。

そうそう、ブックカフェが珍しくなくなった現在ですが本と珈琲、両者の相性の良さは言わずもがなですね。

店内には大きな焙煎機。

今日の自分のチョイスはこんな感じ。もちろん”いい店では必ず一冊”の自分ルールにのっとり・・・。

珈琲は運動後だったし午後になり暖かくなってきていたので水出しアイスを。
本は國分巧一郎・・・ジツはコレ今月末には文庫化されるのですが価格を比べるとそうは変わらない。(私見。)
さらに装丁が何処か魅かれる。迷わずコレで。

もちろん店内アレコレ物色しつつ。

生豆の下に珈琲関連の本とか。

同行した息子もいい時間を過ごせたようで「また来たい!」と。

児童書の選書も人気作に偏らず”自分で考える”を促すいい棚でしたよ。

また出かけてみようと思っています。

そうそう。

こういう日は仕入れも調子がいい。

お逢いできる機会を愉しみに待っています。

来週は軽井沢で新しいまちライブラリーのオープニング・イベント。

イベントのことに関してもそろそろ一本、書きたいと思っています。


http://www.coldmountainstudy.com/
coldmountainstudy@gmail.com 

coldmountainstudy  店主:鳥越将路


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